合流時のウインカー「左右」どっち出す? 迷いがちなクルマの交通ルール、判断基準は意外と単純?

見分け方のポイントは?

 では、実際に道路を走行する際、合流時に左右どちらのウインカーを出せば良いのでしょうか。交差点の場合と付加車線の場合、それぞれについて解説します。

・交差点から合流する場合
 側道から左折する形で本線に入るので、「左」のウインカーをつけます。

・付加車線(合流車線、加速車線)から合流する場合
 付加車線は合流する本線が右側にあり、本線と並走しながら合流する形になるので「進路変更」するということになります。そのため、「右」のウインカーをつけます。

側道から本線に接続する「交差点」「付加車線」それぞれのケースにおける、正しい合図の方向(画像:乗りものニュース)
側道から本線に接続する「交差点」「付加車線」それぞれのケースにおける、正しい合図の方向(画像:乗りものニュース)

 交差点の場合は「左」のウインカー、付加車線の場合は「右」のウインカーと覚えておけば良いのですが、どちらか見極めが難しい場合もあるでしょう。

 そんな時は、「一時停止」の表示があるかをチェックしましょう。「一時停止」がある場合は交差点です。

 それでも分かりにくい場合は、ハンドルを切る方向にウインカーを出すようにしましょう。

 そもそも合流時のウインカーは安全のために出すものです。後続車や並走している車に、合流する意思を伝えられるようなアクションをしましょう。

 なお、合流したい時には、実際に合流する3秒前にウインカーを出すというのがルールです。合流時のウインカーは、道路交通法で次のように定められています。

「車両(…略…)の運転者は、左折し、右折し、転回し、徐行し、停止し、後退し、又は同一方向に進行しながら進路を変えるときは、手、方向指示器又は灯火により合図をし、かつ、これらの行為が終わるまで当該合図を継続しなければならない。」(第53条)

 違反した場合は、普通車の場合、違反点数1点と反則金6000円が科されます。

 このように、合流をする際には交差点か付加車線かということを見極めるのが大切になってきますが、高速道路のJCTでランプから本線に合流する際は、慣れていないと少し緊張してしまうでしょう。

 本線に合流する際のポイントは、加速車線でしっかり加速しながら本線と並走することです。合流するのを怖く感じ、ゆっくりと並走するとかえって危険を招きます。

 ちなみにおさらいになりますが、合流は「付加車線」から入ることになるので、「右」のウインカーを出しましょう。

 合流は後続車と接触する危険もあり、運転する上で注意すべきタイミングです。互いの安全のために、「今走っている道路は『交差点』なのか『付加車線』」なのか」を意識・判断し、適切にウインカーを出しましょう。

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2件のコメント

  1. 合流なら入ってくるのが分かるので間違ったウィンカーの出し方でもいい 
    だた交差点でのウィンカー無しや曲がる寸前で出すなどの方が危険
    追突されたくなかったら早めに出す
    ブレーキ掛けてからウィンカーではなくウィンカー出してからアクセル緩めたりブレーキ掛けて周りに知らせる
    ウィンカーは自分のためではない事を教習所で教えないからまちまちになる

  2. 交差点でも右ウインカーにしてしまうのは、2車線側に見えるようにするための配慮や優しさな気がする。
    でも、ルールは守りたい。

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