合流時のウインカー「左右」どっち出す? 迷いがちなクルマの交通ルール、判断基準は意外と単純?
道路で合流がある時、クルマのウインカーは右左どちらをつければ良いのでしょうか。
交差点か? 付加車線か?
クルマを運転していて道路で合流する時、左右どちらのウインカーを出せば良いのか悩んだという経験のある方は多いのではないでしょうか。運転中は安全のためにも一瞬で判断をする必要があるため、知識をあらかじめ持っておくことが大切です。

まず、運転時の合流について、道路交通法では次のように定められています。
「自動車(緊急自動車を除く。)は、本線車道に入ろうとする場合(本線車道から他の本線車道に入ろうとする場合にあっては、道路標識等により指定された本線車道に入ろうとする場合に限る。)において、当該本線車道を通行する自動車があるときは、当該自動車の進行妨害をしてはならない。」(第75条の6)
そのため、合流時にはウインカーを出して合流の意思を示す必要があります。
では、一般道や高速道路で合流する時、ウインカーはどのように出せば良いのでしょうか。
合流時のウインカーの方向は、道路交通法とそれに基づいて規定された道路交通法施行令で定められています。道路の合流形状によりウインカーの出し方が変わってきます。
ポイントは、合流する場所が「交差点」にあたるのか、「付加車線」にあたるのかの判断です。交差点と付加車線の定義と違いは次のとおり。
・交差点
道路交通法上では「十字路、丁字路その他二以上の道路が交わる場合における該当二以上の道路の交わる部分」のこと。基本的には2本以上の道路が交わる場所を指し、側道と本線が交わる部分も交差点に分類されます。
交差点には信号機が設置されていたり一時停止が記されていたりすることが多いので、これを目印にすると分かりやすいでしょう。
・付加車線
道路交通法上では「往復分離がなされた自動車専用道路の進入部や合流部」のことを付加車線と呼びます。つまり、一方通行になっている本線の側道のことです。
















