「高級車の証」なぜ減った? トヨタ新型「クラウン」でも青く光る「色付きガラス」廃止? 消えゆく理由とは

トップシェードはあまり見かけなくなった?その理由とは

 しかし、近年トップシェードを見かけることは減ってきました。

 実際に、トヨタ販売店担当者は「フロントガラス上部のトップシェードというものを標準装備しているクルマはほとんどラインナップしていないです」と話します。

 このように、トップシェードを使用しているモデルは激減しています。

 その理由について前出の担当者は「衝突被害軽減ブレーキやレーダークルーズコントロール用のカメラやセンサーがフロントガラスに装着されていることが理由のひとつとして挙げられるのではないでしょうか」といいます。

 衝突被害軽減ブレーキとは、カメラやレーダーにより先行車との距離を常に検出し、危険な状況ではないかを監視するものです。

 レーダークルーズコントロール(アダプティブクルーズコントロール)とは、高速道路や自動車専用道路を走行中に、アクセルを踏み続けなくても一定の速度を維持しつつ、先行車に追いついた際には安全な車間距離を保ちながら先行車の速度に合わせて追従していくシステムのことです。

 これらの機能は、フロントガラス部分に装着にされるカメラやバンパー部分に装着されるセンサーによって対象物を検知しています。

トヨタ15代目の「クラウン」には青いシェードが装備されていた
トヨタ15代目の「クラウン」には青いシェードが装備されていた

 しかし、過去のクルマでもこのようなカメラを搭載しつつトップシェードを採用しているクルマも存在しましたが、それらも見なくなった理由にはどのようなものがあるのでしょうか。

 とある自動車メーカーの担当者は次のように離しています。

「過去にトップシェードとカメラが付いていて車種では、上手くカメラのイチを避けるように加工されていたものや、そもそもカメラの検知精度がそこまでトップシェードに影響されなかった可能性があります。

 しかし、最近では検知範囲や精度が高まっていくにつれて、極力カメラなどに影響が出るものは採用されなくなったという背景があると思います。

 また最近のクルマではルーフトップなどの造形を工夫することで日差しなどの影響を受けづらいモデルも存在することから、トップシェードが減っているのではないでしょうか」

※ ※ ※

 またトップシェードを越しでは信号機が見づらいということもあり、さまざまな観点からかつての高級車の定番装備だったトップシェードが減っていったようです。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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