最上級モデルは1000万円超え! ランクルよりデカイ! トヨタの超巨大SUV新型「セコイア」米で生産開始
2022年9月21日、トヨタの米国法人は、フルサイズSUVの新型「セコイア」の生産を開始したと報じました。同車は歴代モデルで初めて全車ハイブリッド車となりますが、どのようなクルマなのでしょうか。
ランクルより巨大なトヨタのSUV「セコイア」生産開始
2022年9月21日、トヨタの米国法人は、フルサイズSUVの新型「セコイア」の生産を、アメリカ テキサス州にあるサンアントニオ工場で開始したと報じました。
日本で販売されるトヨタ「ランドクルーザー」よりも新型セコイアですがどのようなクルマなのでしょうか。
セコイアは、トヨタのフルサイズピックアップトラック「タンドラ」をベースに3列SUV化した国外専売モデル。今回生産開始となった現行モデルは、2022年1月に北米で世界初公開され、14年ぶりの全面刷新となった3代目です。
車名は「世界一大きな木」として知られる大木「セコイア」に由来し、3代目モデルのボディサイズは全長208.1インチ(約5285mm)×全幅79.6インチ(約2021mm)×全高74.2インチから77.7インチ(約1885mmから約1973mm)と車名の通り巨大なボディを持ちます。
日本のトヨタSUVラインナップの中で一番大きなSUVとなる「ランドクルーザー」(全長4950mm-4985mm×全幅1980mm-1990mm×全高1925mm)と比べても、全長がさらに約300mm長くなっています。
新型セコイアのパワートレインには、システム最高出力443馬力を発揮する3.5リッターV型6気筒ツインターボ+モーターのハイブリッドシステム「i-FORCE MAX」が採用されています。けん引能力は先代モデルから約22%増加。最大9000ポンド(約4082kg)を確保しています。
外観は、六角形の大型フロントグリルやLEDヘッドランプ、フォグランプを装着した存在感ある顔つきに特徴があります。
また内装は、外装同様に直線を多用した無骨な雰囲気を残しながらも上品なデザインとし、その巨大な車体ならではゆったりとしたシートや大きめのセンターコンソールなど、あらゆるパーツがアメリカンサイズです。
駆動方式は2WD仕様と4WDを選択可能、グレード展開は「SR5」「リミテッド」「プラチナ」「TRDプロ」「キャップストーン」の5つが用意されます。
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トヨタの米国法人は、生産開始を報じるリリース内で、以下のように記載しています。
「2019年にトヨタはトヨタ・テキサスへの3億9100万ドルの投資を発表し、新型タンドラとセコイアをテキサスだけで製造する道を切り開きました。
セコイアの生産は、3,800人以上のトヨタ社員と5,300人の現場サプライヤーが、そのデビューに向けて何千時間もかけて準備しました。革新的なレーザー溶接技術や、トヨタ史上最大の金属板をプレス加工するための生産プロセスの変更など、新しい製造技術を取り入れています」
またトヨタ・テキサスの代表であるケビン ヴォルケル氏は以下のようにコメントしています。
「私たちは、セコイアを生産ラインアップに追加することで、顧客が愛し、ライフスタイルに合ったクルマを提供するという新しい挑戦に取り組むことを誇りに思っています」
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新型セコイアの米国での価格は、SR5(2WD)の5万8300ドル(約841万円)からキャップストーン(4WD)の7万8300ドル(約1130万円)です。
なお、車種としては、セコイアおよびタンドラはどちらも日本で導入されない海外専売モデルとなりますが、一部並行輸入車として輸入している業者も存在し、セコイアでは先代モデルまでが、タンドラでは現行モデルまでが、中古車市場で販売されているのを確認できます。
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