ガンッ! なぜ給油が勝手に停止? やりがちな「後継ぎ足し給油」は危険? セルフ式で見かける行為は問題ある?

給油が途中止まってしまった場合の対処法

 もし、給油が途中で止まってしまった場合には、もう一度ノズルを挿し直すか、ノズルを差し込む角度を調整することでスムーズに給油できる場合があります。

 まれにオートストップ機能が間違って作動しないように、ノズルをしっかり奥まで入れなかったり、トリガーを浅く握ったりする人もみられますが、ガソリンが溢れ出たり、正しくオートストップ機能が作動しなかったりする危険性があるため、これは避けたほうが良いといえます。

 そもそもオートストップ機能は安全に給油するために必要な機能です。

 前述したように、クルマによっては例外として、途中で給油が中断されてしまうケースもありますが、安全のために正しい方法で給油することが重要です。

 どうしてもうまく給油できない場合は、ガソリンタンクの形状によるものかもしれないため、ガソリンスタンドのスタッフに相談してみるのが良いかもしれません。

セルフスタンドでは、不慣れなユーザーによる「油種間違え」などのトラブルも多いという
セルフスタンドでは、不慣れなユーザーによる「油種間違え」などのトラブルも多いという

 前出のガソリンスタンドスタッフも「無理に給油しようとすると、誤ってガソリンを溢れさせてしまうかもしれません。危険なので、困った際にはスタッフを呼ぶようにしてください」と注意喚起します。

 何度もノズルを差し替えると、クルマや給油機を傷つける要因にもなるかもしれません。また、オートストップ機能の誤作動による給油の中断だと思っても、実際には目視できないだけで、ガソリンタンクが満タンになっている可能性もあります。

 クルマによっては、給油直後にガソリンメーターが満タンを指さないこともあるようです。給油が途中で中断されても、焦らずにスタッフを呼び、まずは状況を把握することに努めるようにしましょう。

※ ※ ※

 なお、前出のガソリンスタンドスタッフは、「オートストップ機能が正常に作動したあと、ノズルを持ち上げてタンクのギリギリまで給油することも危険なので、やめるようにお願いします」と話します。

 ドライバーのなかには、オートストップ機能の作動後、あえてノズルを持ち上げ、検知口がガソリンに浸からないようにしたうえで、タンクのギリギリまで給油しようとする人もいるようです。

 ガソリンは非常に可燃性の高いものとなっており、ガソリンスタンドでは厳重に扱われています。

 ガソリンタンクからガソリンがあふれてしまうと、火災の危険もあるうえに、スタッフが後処理をしなくてはいけないため、オートストップ機能が正常に作動したら、それ以上は給油しないようにしましょう。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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