これがトヨタの「真の野望」か 「クラウン」は新「高級車ブランド」として独立を目指している!?
高齢層には不評でも…… 現役世代から注目を集め早くも成功の兆しを見せる新型「クラウン」
驚くべきは、こうした攻めの戦略を、本来なら負け戦になる過程で立ち上げたことにあります。
ご存知の通り、クラウンというブランドは、ユーザーの高齢化と共にドンドン古くさくなっていました。販売台数だって「ジリ貧」という表現が似合うほどの右肩下がり状態。
なかでも2018年にフルモデルチェンジした15代モデルは、デビューと同時に「玉砕した!」と解るくらい厳しい販売状況に陥りました。
そのためトヨタでは、急きょ次期16代目モデルの開発を一時凍結する決断をしています。
ここで新型クラウン開発部門の幹部が代わっています。
65年以上の伝統をもつクラウンながら、一転「ダメモトで好きにやってよし!」という流れに。ある意味、見放したワケです。
バトンを受け取った幹部(「RAV4」や「ハリアー」をヒットさせた佐伯 禎一さんです)は、新型クラウンをカムリやハリアーと同じGA-KプラットフォームをベースとしたクロスオーバーSUVとすることをまず決めました。
このチーム、続いてクラウンのシリーズ化に向かいます。
実際に動き始めてみると、クラウンというブランドイメージの強さに驚いたといいます。なんといっても、クラウンの名前を付けることでイメージアップになるのです。
一方、販売現場から強硬な文句が出てきたといいます。
皆さん口を揃えて「SUVのクラウンなんかあり得ない! ボディサイズも幅がありすぎてダメ!」といった声に代表されるネガティブな内容ばかりです。
そんなこんなで「クラウンはどうあるべきか」、新型クラウンの開発に際し、トヨタ社内では大もめになったそうです。
結局「(伝統的な)セダンタイプも用意してあるから」ということで、新型クラウンシリーズのコンセプトを押し切るカタチで登場させた訳ですが、ダメだといわれていたシリーズTOPバッターの新型クラウン クロスオーバーが、早くもが大ヒットの兆しをみせています。
歴代クラウンのユーザーからすれば「インテリアが安っぽい!」などと文句も出ているようですが、その分リーズナブルになりました。
かつてのクラウンを好んだお爺さんや親世代は否定的でも、現役の社長さんたちには支持されたという訳です。
おそらく新型クラウンは世界規模でシリーズ化され、当初の4モデルだけでなく様々なバリエーションが出てくることでしょう。
ちなみに同じベースでトヨタのプラットフォームを用いるハイブリッド車として比べてみると、ハリアーはおよそ400万円で、レクサス RX(現行型)だと638万円から。
新型クラウン クロスオーバーなら、ブランドイメージも高くスタイリッシュなのに、435万円から買えます。
今後“クラウン”の名が、アメリカなど海外でも人気ブランドになるような気がしています。
Writer: 国沢光宏
Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。
日本に来んな
中華レビンのように永久にアメリカから出てくんな
レクサスのライバルは欧州プレミアムカーとか真っ赤な嘘もいい加減にしろ
本当のレクサスのライバルは高級アメ車で欧州だと全く売れずにメーカーも市場見捨てた不人気車だろーが
一般外国人の下手くそコラージュをあたもかも公式が発表したかのような文章に捏造して
狭い道通れないだけの丸っこいデブをスタイリッシュと呼ぶ記事しか書けない脳みそ沸いたホラ吹きは地獄に堕ちろ
クラウンのデザインについても記してほしい。国沢さんからみて海外で売れるデザインなのかどうか。