ヤバっ「車のスマートキー」なくしたらどうする!? 車盗難のリスクも… 「キーレスエントリー」との違いは?

スマートキーをなくしたら必要な「4つのステップ」とは

 いつものところにあるはずの「スマートキーがない!」と思ったときは、まずは落ち着いて、最後にいつキーを見かけたか思い出して探してみてください。

 どうしても見つからない場合は下記の4つのステップ順に手続きを進めましょう。

レクサスの最新SUV「LX600」のスマートキーには「指紋認証」機能も備わっています
レクサスの最新SUV「LX600」のスマートキーには「指紋認証」機能も備わっています

 1番目は、クルマのドア解錠の確認です。

「スマートキーをなくした!」と思ったら、まずは落ち着いてクルマのドア解錠を試してみましょう。

 ドアが開くのであれば、手元のカバンの中など近くにスマートキーがある証拠です。

 そもそも解錠できないもののクルマが自宅にあるのなら、キーも自宅にある可能性が高いでしょう。

 それでもキーが見つからない場合、スペアキーやメカニカルキーがあれば、それらで対応したあと、購入したディーラーに相談しましょう。

 購入時に渡されたキーナンバープレートに打刻されたキーナンバーと残りのキーなどがあれば、新しいスマートキーの製作が可能となります。

 出先でキーをなくした場合であれば、立ち寄った場所を思い出して問い合わせましょう。

 もしスマートキーを誤って車内に閉じ込めてしまった場合であれば、JAFなどのロードサービスに連絡し解錠してもらうなどすれば解決します。

 また、スペアのスマートキーがある場合には、スマートキーの中にエマージェンシーキーと呼ばれる緊急用のカギが備わっているので、応急措置として解錠することもできます。

 2番目のステップは、警察に遺失届を出すことです。

 紛失が確定した場合、最寄りの警察署に遺失届を出しましょう。電話やオンラインで届け出ができます。

 同時に、警察に落とし物として届いていないかを確認しましょう。

 3番目のステップは、スマートキーに対応できる鍵業者に依頼することです。

 出先や、自宅にスペアキーがなく、どうしてもクルマを動かさなければならない場合は、スマートキー対応のカギ業者に依頼してキーを作成してもらいます。

 カギ業者のWebサイトなどによれば、おおよその費用は解錠で2万円、鍵作成でおよそ5万円が目安となっています。

 4番目のステップは、スマートキーの再作成を依頼することです。

 複製キーを作成してもらい、クルマを使えるようになったとしても、もとのスマートキーを紛失したままであれば、拾われた(もしくは盗まれた)スマートキーでクルマを不正利用されるリスクは残っています。

 交換が必要となった場合、シリンダー部分とキー内部のICチップコードの変更をおこないます。

 費用はかかりますが、ディーラーもしくは対応できる自動車整備工場でスマートキーの交換を依頼しましょう。

※ ※ ※

 手元操作が不要でとても便利なスマートキーですが、半面でキーへの意識が薄くなるため、閉じ込めや紛失などのトラブルに注意する必要があります。

 万が一に備えて、スペアキーは必ず準備しておくとよいでしょう。

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