痛ましい「バスの子ども置き去り事故」防ぎたい! 後部確認を習慣化しセンサーでも検出! 「置き去り防止システム」が加藤電機より発売
カーセキュリティメーカーの加藤電機は2022年9月20日、子どもの置き去り防止システムを10月7日より発売すると発表しました。
目視による見回りの習慣化図る 万が一見落とした際のバックアップもおこなう
盗難防止装置「VIPER(バイパー)」ブランドを展開する、カーセキュリティメーカーの加藤電機は、子どもの車内置き去り事故を防止する「ホーネット車内置き去り防止システム」を10月7日より発売すると発表しました。
「ホーネット車内置き去り防止システム」は、近年報道されることの多い子どもが車内で置き去りされる事故を予防する装置です。
この「ホーネット車内置き去り防止システム(以下防止システム)」は、車内の目視確認を習慣化させる機能と、セキュリティセンサーにより置き去りを検出する機能の2種類により、置き去り事故を防止するといいます。
加藤電機によると、小さな子どもは座席の下にもぐり込んだり、横たわったりすることもあり、ミラーだけの確認ではなく、実際に巡回して目視で確認することが必要です。
そこで、防止システムでは車両のエンジン停止後にブザーが鳴動。このブザーを止めるためには、車内後部に設置されているスイッチの操作が必要で、運転者が後部座席まで移動するように促す効果があります。これにより、アナログ的な目視確認が習慣化されるといいます。
また、目視確認でも見落としてしまうケースがあることから、車内に設置する超音波センサーや振動センサーにより、人の動きや振動があればセキュリティアラームが鳴動し知らせてくれる二重の安心機能を搭載しています。
さらに、アラームに連動して緊急通報メールを送信する機能や、車内の温度通知、GPSの位置確認など、手元のスマートフォン等で管理できる機能を搭載する機種も用意されています。
価格(消費税込/取付費別)は、通常モデルのBS-300Sが5万8850円で、緊急通報メール機能付きのBS-500Gが初期登録料と1年分の通信利用料込で8万5800円となっています。全国のカー用品店、セキュリティ専門店、VIPERプロショップ、正規販売店、オンラインショップ等で購入可能です。
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送迎バスでの子ども置き去りによる死亡事故は近年メディアでも報道されることが多く、社会問題化しています。
2022年9月5日には静岡県の認定こども園で3歳の女の子が取り残され、熱中症で死亡した事件がありました。昨年2021年にも福岡県の保育園で同様のケースが発生しており、その対策が求められています。
このような痛ましい事件が今後発生しないためにも、こういった機器の設置は効果があると考えられ、子ども園などでバスにより送迎をおこなう各事業者に広く流通することが求められます。
一方で、確認が習慣化され、もはや意味のない「単純作業」になってしまったり、機器に頼りっきりになってしまうと、本末転倒な結果となってしまうので、「子どもが残っているかもしれない」という考えのもとに、責任を持って注意深く車内の巡回を強化する必要があります。
マイクロバスくらいになると座席の下というのも分からなくもないですが、今回のはハイエース・コミューターベースの幼児バス。確認にいったいどれほどの手間がかかるというのだろう。
全員降りたつもりだ。添乗していた人がやる仕事だ。自分は運転だけだから関係ないとかいうヒューマンエラーは無くなりませんよね。幼児に取り残されたらクラクション鳴らすように訓練しているニュースもありましたけど、押せるのかな。それよりも「降りますボタン」をつけて、エンジンが掛かって居る時は降りますで。エンジンが掛かっていないときは外に音声を流すかクラクションや警報が鳴るようにしたほうがいい。クラクションのスイッチって幼児にはちょっと硬いからね。体重を掛けないと鳴らないでしょ。