トヨタ次期型「プリウス」2022年内発表か!? 7年ぶり全面刷新で5代目は「スポーティ」になる? 誕生25年目で革新性を打ち出せるか
誕生から25年目となるトヨタ「プリウス」。2022年に「近々フルモデルチェンジをするのではないか」という噂が飛び交っています。では、長年ハイブリッド車市場をけん引してきたプリウスに対して、ユーザーはどのような想いがあり、次期型プリウスにはどのような期待があるのでしょうか。
ハイブリッド車の代名詞が25年目を迎える! ついにフルモデルチェンジ? 5代目プリウスへの期待は
ハイブリッド車のパイオニア的存在として、世の中に送り出させたトヨタ「プリウス」。
誕生から25年目となる2022年に「近々フルモデルチェンジをするのではないか」という噂が飛び交っています。
では、長年ハイブリッド車市場をけん引してきたプリウスに対して、ユーザーはどのような想いがあり、次期型プリウスにはどのような期待があるのでしょうか。
初代プリウスは、1997年に「世界初の量産ハイブリッドカー」として誕生した、5ナンバーサイズのコンパクトなセダンです。
既存のガソリン車と同等の走行性能を持ちながら、約2倍の燃費性能とCO2排出量半減などを実現し、日本のハイブリッドカーをけん引するモデルとして君臨します。
その後、2代目(2003年)、3代目(2009年)、そして現行モデルとなる4代目(2015年)が登場し、ハイブリッド性能の進化や時代に合わせたデザインへの改良とともに、歴史を重ねてきました。
なお2代目以降は車幅などを拡大し3ナンバー化され、ボディタイプも4ドアセダンからお馴染みの5ドアハッチバックへとスタイルチェンジしています。
なかでも、プリウスの凄さを語るうえで欠かせないエピソードとして、2代目が発売されていた当時は、世界的に環境問題への意識が高まった時代でもあります。
そうした世間の動きをレオナルド・ディカプリオなどのハリウッドセレブ達が先取りし、ハリウッドのレッドカーペットにプリウスで登場するなど「プリウスは環境に優しいクールなクルマ」として認知され、大きな話題となるとともに大ヒットとなります。
また、3代目では日本の新車販売台数史上でも稀な年間販売台数を31万5669台(2010年)、31万7675台(2012年)と過去にもあまり例がない30万台超えを2度も達成。名実ともに「売れているクルマ」でした。
しかしながら、現行型となる4代目ではトヨタの新プラットフォームのTNGAを採用した第1弾モデルとして華々しくデビューしたものの「歌舞伎顔」ともいわれる垂れ下がったヘッドライトやテールライトのデザインなどについて、日本国内のユーザーからは不評が相次ぐ結果となったのです。
また4代目が登場した時代は、同じくトヨタから2011年に発売されたハイブリッド専用車「アクア」や、2016年に登場した日産「ノート e-POWER」(現行はハイブリッド専用車)が新車市場で話題となります。
さらに、昨今の新車ではそのほとんどがガソリン車に加えてハイブリッド車をラインナップするなど、かつての「ハイブリッド車=プリウス」という存在価値が徐々に薄れていきました。
それでも4代目は、デビューした2015年(約21万)、2016年(約24万)と20万台超えを維持。2017年から2019年までは10万台超えを記録しています。
しかし、2020年はカタログ燃費(36km/L)を記録するトヨタ「ヤリス」の登場や、ホンダ「フィット」、トヨタ「カローラ/カローラツーリング」そして小型SUV「ライズ」や高級ミニバン「アルファード」などに押された結果、約6.7万台と急激に販売台数を落とし、2021年では約4.9万台と5万台を切っています。
これらの要因は、「低価格・低燃費」や「アクティビティ・高級志向」といったユーザーのニーズ変化や、2020年後半のコロナ禍などさまざまです。
そして、1997年の初代誕生から25年目となる2022年9月15日現在では、4代目のオーダーはストップしており、新たに店頭で注文することはできなくなっているといいます。
このことについて、首都圏のトヨタ販売店の担当者は「4代目プリウスのオーダーは、2022年4月に終了しています。まだ詳しい話は降りてきていないのですが、早ければ年内の11月か12月にフルモデルチェンジが発表されるのではないかという噂もあります」と話してます。
さらに別のトヨタ販売店の担当者も「年内にフルモデルチェンジが発表されると聞いています」と話しており、フルモデルチェンジされることは濃厚なようです。
プリウスのフルモデルチェンジについては、SNS上でも噂になっているうえに、販売店の担当者によると「お客さまから新型プリウスについて、お問い合わせをいただくこともあります」とのことで、新型プリウスに注目しているユーザーは多いようです。
では、新型プリウスに対するユーザーの反響はどういったものになっているでしょうか。
ネット上では、新型プリウスのスタイリングを予想した画像なども見られ、そうした画像では、現行型よりもさらにスタイリッシュでスポーティなスタイルが想定されています。
こうした外観予想に対しては「スポーティな感じでかっこいい」「新型クラウンみたいな見た目なら欲しい」とのコメントが見受けられました。
スポーティな見た目になる可能性があることに対して「乗り心地はとても良いから、もっとエレガントな見た目だといいな」といったコメントも見られます。
性能面に対しては「5代目は燃費性能が45km/Lとか50km/Lになってたら良いな」といった期待のコメントもありました。
さらにネット上では、「いまは、どのクルマにもハイブリッドモデルがあって、プリウスである必要が薄くなってる気がする。プリウスには初代が出たときみたいにコンセプトや先進性で世界に驚きを与えて欲しい」といったコメントもあり、ユーザーからの期待は高いようです。
また海外ユーザーからも「新世代プリウスはどうなるのか」「エコで乗りやすいプリウスの進化に期待したい」という声も見受けられました。
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そうしたなかで、プリウスがこれまで支持されてきた要因や次期型プリウスに対して、トヨタ系列販売会社の担当者は次のように話しています。
「プリウスは幅広い年齢層に人気があるクルマです。人気の理由としては『燃費の良さ』『サイズ感』『運転のしやすさ』というクルマとしての魅力が挙げられます。
加えて、長年売れ続けている『信頼出来るクルマ』『ハイブリッド車=プリウス』というプリウスブランドが築かれてきたことも大きいです。
こうしたこともあり、お客さまからは『燃費良くて乗りやすい』『父からプリウスなら買ってもいいといわれた』という声を頂いたこともあります。
しかし、そんなプリウスでもいまでは個性が薄れてきたこともあり、次期型プリウスがどのような個性を持って登場するか、期待せずにいられません」
デビューから7年目を迎える4代目ですが、5代目となることでどのような存在価値を示すのか、世界中のユーザーが関心を寄せています。
とりあえず、老人が特攻できない仕様にしてください。それ以上は望まないでしょう。