一方で、駐車違反だけではなく、そのほかのトラブルでもブラックリスト入りしてしまうおそれがあるといいます。

　前出の担当者は「返却が遅れた場合は、利用者とコンタクトをとることができれば特に問題ないのですが、長期間連絡がつかない場合は、ブラックリストに入ってしまう恐れがあります」と話します。

　こうした返却の遅れは、レンタカー利用者の心がけひとつで避けられるものです。

　もし何らかの理由でクルマの返却が遅くなる場合、レンタル期間の延長希望をレンタカー会社にきちんと連絡し、通常料金に加えて延長料金を支払わなければいけません。

　連絡がまったく取れなくなると、最悪の場合、レンタカー会社は警察へ盗難届を出すことになります。

　このようなケースでは、ほぼ確実に「ブラックリスト」に追加されてしまうと考えられます。

　さらに、超過料金や中途解約手数料、燃料などの追加料金を支払わない場合も同様です。基本的には、レンタカー会社より連絡が入ることがほとんどですが、無視を続けると「ブラックリスト」入りしてしまうことは避けられないでしょう。

　ただ、やむを得ない事情で返却が遅れたり、その場で料金が支払えなかったりという可能性は誰にでもあることです。

　このような場合、まずレンタカー会社に連絡することが重要で、よほど悪質な行為でない限り、いきなり「ブラックリスト」入りしてしまうことはないといいます。

　なんらかのトラブルが発生するなどしてレンタカー会社に迷惑がかかってしまいそうな場合は、なによりも誠実な対応を心掛けましょう。