ぐっすり寝れる「軽バン」に注目集まる! 高級感のある木材採用の軽キャンパー「ちょいCam」とはどんな仕様なのか
ちょいCamのこだわりと魅力とは
ちょいCamは、発売時よりユーザーの声をもとに改良を続けています。実際に、店頭やイベントなどで実物の車体を見た人からは、就寝スペースの広さに驚かれることが多いといいます。
では、そもそもどういった経緯で誕生したのでしょうか。ちょいCam販売元であるルートの担当者は、制作の経緯について次のように話します。
「ちょいCamがスタートしたのは、2008年のリーマンショック時です。
失業者が増えてクルマも売れなくなっていた当時、新たに『趣味を楽しむための相棒』としてキャンピングカーが注目されるようになってきていました。
そこで、おもに定年を迎えた60代に向けて、『気軽にキャンピングカーを楽しんでほしい』という思いから開発を始めました」
また、開発のポイントについては「やはり、自然を感じられる快適な空間を実現している素材の良さにこだわってます」と語ります。
収納スペースや家具には無垢のタモ材を使用し、熟練の三河家具職人の手を加えて細部まで丁寧に作られています。
就寝スペースの広さも魅力のひとつだというちょいCamシリーズですが、この就寝スペースも同様、三河家具職人のこだわって仕上げた高級感のある木材と、肌ざわりの良い合成皮革です。
さらに、車種に合わせてミリ単位でフィットするように形成されたマットや、ベッドマット裏に4本の脚を固定させていることによって、揺らぎのない安定したベッドマットが実現されています。
そんなちょいCamシリーズのキャンピングカーですが、ユーザーからの反響もやはり大きいといいます。
とくに、新型コロナウィルス感染症による外出自粛が続いた2020年4月頃からは、ホームページのアクセス数が急増し、通常の4倍から5倍ほどになったそうです。
こうした反響の変化について、前出の担当者は続けて以下のように話します。
「以前は定年で退職した人からのお問い合わせがほとんどだったのですが、現在では40代から50代の人が多くなりました。
子育てが終わりファミリーキャンプを卒業した人などが、ご夫婦やひとりでゆっくり趣味などを楽しまれるというケースが多いですね」
実際の購入の決め手としては、装備がシンプルで自分仕様に変えていける点や、リーズナブルな面が挙げられています。
また、最近では、災害時の避難場所としてや、テレワーク用に購入する人もいるようです。
※ ※ ※
ちなみに価格は、取り付け工賃は別ですが、最上級の「豊」でもスズキバージョンなら新車で税込150万円台、ダイハツバージョンは190万円台から購入することができます。
あるいは、「歩」であれば、新車のスズキエブリバンをベースにして130万円台からキャンピングカーを手に入れることが可能です。今年冬からは、「歩」のダイハツバージョンも発売が予定されています。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。