タフ顔だけど可愛い? 大人でも車中泊余裕な軽キャンパー「テントむし」 どんな仕様?
軽キャンパーのベースとして人気のダイハツ「ハイゼット」とスズキ「キャリイ」をベースとした「テントむし」が人気となっています。まるでてんとう虫のようにコンパクトで可愛らしい軽キャンパーですが、一体どのような魅力があるのでしょうか。
軽自動車ベースのキャンピングカー「テントむし」とは?
近年、盛り上がりを見せているキャンピングカー市場。
なかでも、比較的に安価に手に入る軽自動車のキャンピングカー(軽キャンパー)の人気が高く、てんとう虫のようにコンパクトで可愛らしいモデルがあるといいます。
この軽キャンパーは「テントむし」と呼ばれ、ダイハツ「ハイゼット」、スズキ「キャリイ」などをベースにキャンピングカーやカスタムカーの製作販売をおこなっているバンショップミカミによって製作されました。
テントむしのボディサイズは全長3390mm×全幅1470mm×全高1980mmとなり、室内サイズは室内長1850mm×室内幅1370mm×室内高1290mmです。
エクステリアは、フロントフェイスをよりかっこよく見せることができるバンパーガーニッシュ、アルミホイールと合わせてスポーティーな印象に見せることができるフェンダーカバー、薄型ソーラーパネルなど、さまざまなオプションが用意されています。
またインテリアは、2段ベッドやポップアップルーフ、さらにはミニシンクや冷蔵庫が組み込まれたギャレーを標準装備。
電子レンジや壁掛け扇風機など、キャンプを楽しむうえでは欠かせないアイテムも豊富に展開されています。
では、テントむしのこだわりポイントや魅力は、いったいどのようなものなのでしょうか。バンショップミカミの担当者は、以下のように話します。
「デザインには非常にこだわっています。
カラーもお客さまの好みで変更することができ、細かいところまでお客様の好きなデザインに染め上げることができるため、自分だけの、世界にひとつだけのテントむしを製作することができます。
また、テントむしは非常にコンパクトなボディとなっているため、キャンプやアウトドアだけでなく、ショッピングや通勤などにもうってつけです」
このような特徴を持つテントむしですが、どのような経緯で誕生したのでしょうか。前出の担当者は、以下のように話します。
「テントむしの前に、小型の軽トラックをベースにしたキャンピングカー『やどかり』を全国的に販売していました。
そのやどかりをイベントの展示車両として約5年ほど販売していたのですが、思うように売り上げが伸びませんでした。
その当時、イベントにやどかりを出展したときは、お客さまから『高さをもう少し低くできないか』という声。
軽トラの荷台スペースに装備を積載していることか乗車定員が2名しか乗ることができなかったため『4人乗りに改造することはできないか』『車検の度に積載物を下さなければならないのをどうにかすることはできないのか』といった声を多くいただいておりました。
そのようなお客さまの声やアドバイスを参考に改造したら『今よりもっと売れるのではないか』と思い、製作したのが『テントむし』となります」
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