新型「シエンタ」7人乗りと5人乗り「どっち買えばいい?」 3列席欲しいなら「ノア/ヴォクシー」の選択肢も
サードシートを多用するならいっそ「ノア/ヴォクシー」という選択肢も
新型シエンタのサードシートは、コンパクトなサイズ感のなかでも、十分な空間が確保できるような工夫が施されています。
とはいえ、さすがに大柄な大人が長距離ドライブできるほどの余裕あるサイズではありません。
もしサードシートを比較的頻繁に利用すると想定される場合には、上位クラスのミディアムサイズミニバン「ノア/ヴォクシー」も比較検討するのがよいでしょう。
ノア/ヴォクシーのボディサイズは、全長4695mm×全幅1730mm×全高1895mm(2WDモデル)と、シエンタに比べ全長や全幅がとくに拡大し、これに伴って3列それぞれの足元や頭上空間の余裕も大幅に増します。
またサードシートを収納した際の荷室空間も、シエンタと比べてしまうと格段に拡がります。
ちなみに新型シエンタの消費税込み価格は、ガソリンモデルが199万円から256万円、ハイブリッドモデルが242万円から291万円です(ともに7人乗り・2WDの場合)。
対するノア/ヴォクシーの価格は、ガソリンモデルが267万円から用意されていて、思いのほか価格帯も接近していることがわかります。
ただし首都圏近郊のトヨタ販売店スタッフに聞くと「新型シエンタを検討しているお客さまが、ノア/ヴォクシーと比べるケースは比較的少ない」と話し、ノア/ヴォクシーについても同様だといいます。
それぞれ最初から車種を指定し来店することが多いようです。
一方でノア/ヴォクシーの商談時、四角く大きな実車を目の当たりにして、小柄なシエンタも検討するケースがみられると教えてくれました。
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トヨタは新型シエンタ開発にあたり、ボディサイズをほぼ拡大しなかった一方で、室内空間の効率がグンと上がる四角いフォルムを採用しました。その際、意識的に角を丸めたデザインとしています。
これには、先代シエンタに比べ数値以上に大きく威圧的に見えてしまうことを避ける狙いがあったといいます。
ユーザーがとくに重視する「扱いやすいサイズ感」に対し、新型シエンタの開発陣がきめ細かく配慮していることがうかがえるエピソードといえるでしょう。
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