2.7億円の史上最強ベントレー降臨!「究極改良」6リッターエンジンの花道を飾る超高級車「マリナー・バトゥール」の性能とは?

英ベントレーが新型クーペ「マリナー・バトゥール(Mulliner Batur)」を発表。EVシフトを見据えた新世代デザインを採用する一方で、史上最強のエンジンを搭載しています。

EVシフトを見据えたデザイン方針を採用

 英ベントレー・モーターズは2022年8月21日、新型クーペ「マリナー・バトゥール(Mulliner Batur)」を発表しました。

ベントレー「マリナー・バトゥール」
ベントレー「マリナー・バトゥール」

 マリナー・バトゥールは、ベントレーのビスポーク(オーダーメイド)部門であるマリナーが製作する2ドアクーペです。

「バトゥール」という車名は、インドネシア・バリ島のキンタマーニ高原にある水深88m、面積約16平方キロメートルの美しいクレーター湖に由来しています。

 パワートレインは、ベントレー史上最強という740PS超、1000Nmを発揮する6.0リッターW12気筒ツインターボエンジンを搭載し、8速ダブルクラッチトランスミッションが組み合わされます。

 W12エンジンは過去20年にわたって改良が重ねられてきましたが、ベントレーの完全電動化を控えた今、W12の引退が近付いています。バトゥールには、パフォーマンスが最高レベルに引き上げられた改良W12が搭載されますが、ベントレーは「花道を飾るクルマとしてバトゥールほど相応しいクルマはほかにない」と説明します。

 デザイン面では、ベントレーの新しいデザイン言語が初めて採用されます。これは、2025年に発売を予定しているベントレー初のバッテリーEVや、それに続くEVの基本方針に採用されていく予定といいます。

 マリナー・バトゥールの価格は165万ポンド(約2億6800万円)ですが、生産される18台はすべて受注済み。納車は2023年半ばから始まる予定です。

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