最強タイプは「黒かまぼこ型」!? 「移動式オービス」ってどんなもの? 運用されている全種類の特徴

オービスの光る色と反応速度

 ストロボの発光は、LSM-300とLSM-300HKが赤色、LSM-310とMSSSが白色でカラー撮影です。

 オービスは高速道路では40km/h以上、一般道では30km/h以上速度オーバーすると撮影されるというのが定説でしたが、この移動式オービスに関しては、ネズミ捕りと同じように現場で警察官が違反を確認しているなどの理由により、15km/h以内の速度超過でも撮影された事例もあります。

 撮影の基準は場所や状況にあわせて設定変更できるため、「何キロ以内だったら大丈夫」などといった思い込みは通用しません。

可搬式オービスの予告看板(画像:オービスガイド)
可搬式オービスの予告看板(画像:オービスガイド)

移動式オービスの対策

 移動式オービスに急に出くわすと驚くかもしれません。移動式オービスは県警によっては、ウェブサイトやTwitterなどで事前に予告している場合もあります。ぜひ、ドライブする県警のサイトやSNS情報をチェックして見てください。

 幹線道路などに設置されている電光式の道路情報板に「県内 移動式オービス速度取締 実施中」などの表示がある場合は特に注意が必要です。

 また、必ずではないものの、手前に予告看板が設置される場合が多いです。予告看板は通常左側路肩に設置されますが、まれに中央分離帯や右側の路肩に設置されることもありますし、最近の予告看板は小型化されています。

 最新のレーダー&レーザー探知器は、前方に遮蔽物さえなければLSM-300やLSM-310に対しかなり手前から反応してくれます。ただし、MSSSには反応しにくいとの情報がYouTubeなどにUPされています。

 取締り情報共有アプリはどうでしょう。アプリはその地域の利用者数に情報量が左右されるので、こちらも確実とは言えません。

 とにかくクルマで出かける際は、時間に余裕を持って、常に制限速度を意識するようにしましょう。

 そして漫然な運転をせず、常に周囲に注意を払っていれば危険を早く察知できるだけでなく、予告看板を発見できるかもしれませんし、速度を抑えて運転していれば移動式オービスに遭遇しても珍しいものが見られて得をした気分になれると思います。

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Writer: オービスガイド 大須賀克巳

2008年よりドライバーのための情報を共有するネットワーク作りにとりかかり、現在は「オービスガイド」(アプリ・WEB)を開発と運営。
北海道から沖縄まで、全国全てのオービスを定期的に現地調査。今後も取締り情報に限らず、車に乗る人が安全で快適に、楽しく運転できる仕組みを作りたいと日々奔走している。

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コメント

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4件のコメント

  1. 私の住む県でも使用されているようだけど見たことない。

  2. 一般道ならプラス10キロまでにしとけ
    そしたら数万もかけてレーダーなんて買う必要はないよ
    その程度までなら警察も目を瞑るってか事故になりやすいスピードではないと判断される

  3. 例え軽微な違反でも、人身事故を起こせばその違反行為についていろいろ言われますからね。安全第一でいきましょう。

    • 10キロオーバーから取り締まり
      10キロオーバーから重過失を取り
      10:0に過失がなりやすいようにすべき

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