時短洗車に「高圧洗浄機」使って大丈夫? 強すぎ噴射はNG! 要注意なクルマとは

再塗装したボディは要注意!

 ボディの傷などを補修するのに再塗装した箇所も、長時間高水圧をかけ続けるのはNGだといいます。

 これも塗装面の隙間から水が入り、密着剤(プライマー)を流してしまう可能性もあるため、水圧を弱めて使用するのがコツなのだそうです。

高圧洗浄機による洗車は注意が必要
高圧洗浄機による洗車は注意が必要

「やりがちなのが、汚れかと思って高水圧をかけ続ける行為ですが、再塗装面の場合、プライマーの密着不良などで細かい亀裂などが発生することが稀にあります。

 ここに高水圧をかけてしまうと、内側に水が入り込み、水圧で傷口を広げてしまうのです。

 汚れは洗剤で落とし、高圧洗浄機は全体を洗い流すときに使ってください」(コーティング専門店スタッフ Cさん)

 高圧洗浄機にはさまざまなタイプがありますが、電源コードありかコードレス、給水方法が水道直結式かタンク式、バケツの水やお風呂の残り湯などが有効活用できる自吸式などが選べます。

 Cさんにおすすめのタイプを聞いてみたところ、コードレスのタンク式でも十分ですが、水量の確保などを考慮すると水道直結式の電源コードありが使いやすいそうです。

「通常の洗車と同様に、直射日光の当たらない場所での作業をおすすめします。

 また高圧洗浄機のモーター作動音がけっこう大きいので、早朝や深夜は控えるなど、周囲への配慮も忘れず使用してください」(コーティング専門店スタッフ Cさん)

※ ※ ※

 外壁などの汚れが高圧洗浄機でドンドン落ちていく様子を見ると、クルマの汚れも一気に落としてくれそうなイメージがありますが、実際はあまり強い水圧だと塗装を傷付ける恐れがあります。

 洗車で高圧洗浄機を使うときは、箇所によって水圧を調整することが大切です。

【画像】洗車のときの注意点 ハイエースやセンチュリーはセルフ洗車機が使えない!? (18枚)

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Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ

2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。

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