ホンダ最小級SUVなるか? 発売間近のタフ&スポーティ新型「RS」尼で公開! 急拡大のSUV市場に向けて

ホンダのコンパクトSUVとなる新型「RS」が2022年8月11日、第29回インドネシア国際オートショーに特別展示されました。8月12日にはインドネシア現地法人(インドネシア・ホンダ)のYusak Billy氏によるコメントも公開されました。

ホンダの尼最小級SUV? 新型「RS」

 2022年8月11日、ホンダのインドネシア法人(インドネシア・ホンダ)はコンパクトSUV新型「RS」を第29回インドネシア国際オートショー(以下GIIAS)で発表しました。

 8月12日には同法人のビジネスイノベーション&セールス&マーケティングディレクター、Yusak Billy氏のコメントが公開されました。

第29回インドネシア国際オートショーに特別展示されたホンダのSUV「新型RS」
第29回インドネシア国際オートショーに特別展示されたホンダのSUV「新型RS」

 今回、披露された新型RSは2021年のGIIASで公開されたホンダ「RSコンセプト」を進化させたクルマです。

 RSコンセプトのエクステリアは、フロントフェイスに細めのヘッドライトやメッシュ形状のグリルを採用。

 オフロード感を演出するスキッドプレートをフロント・リアバンパーに装着していて、ルーフ部分にもシルバー調のルーフレールを採用するなど、タフな印象を与えます。

 リアコンビネーションランプは、ホンダ「ヴェゼル」(海外名「HR-V」)と類似性を感じさせる横一文字形状のものが採用されています。

 一方でドアミラーやドアノブ、ホイール、フェンダーがブラック塗装されていることや、サイドシルにレッドラインをデザインされていて、スポーティな印象も受けます。

 新型RSはこのクルマを進化させたとしていますが、GIIASの展示では外装がカモフラージュされており、その形状の詳細をつかむのは難しい状況です。公式のリリースでは次のように記載されています。

「スポーティな外観に大胆なラインを描くSUVで、モダンなデザインの大型グリル、魅力的なフロント&リアライト、タフな印象をさらに強調する大径ホイールなどを組み合わせました。一方、コンパクトなサイズなので、都市部や郊外の道路でも柔軟に対応できるクルマです」(編集部訳)

 インドネシア・ホンダのビジネスイノベーション&セールス&マーケティングディレクター、Yusak Billy氏は、新型RSについて次のようにコメントしています。

「新型RSは、現在インドネシアで最も成長著しいSUVセグメントにおけるホンダのラインアップを強化するものです。現在、このモデルについてはまだいくつかの研究を行っており、近い将来にインドネシアで発売する予定です。

 RSコンセプトは、2021年のGIIASで初公開され、その後、ジャカルタ、スラバヤ、バンドン、スマラン、マカッサル、メダンなどインドネシア各都市で公開され、顧客の皆様から様々なご意見やご感想をいただき、新型RSとして実現するモデルを開発しました。

 新型RSは、ホンダが注力しているSUVセグメントにおけるホンダのラインナップを拡充するものです。

 現在、ホンダはすでにホンダ『BR-V』『HR-V』『CR-V』と様々なSUVをラインアップしており、SUVの累計販売台数は、2022年7月までのインドネシア・ホンダの総販売台数の53%に貢献しています。

 また、国内の自動車市場では、SUVの販売台数は増加傾向が続いており、2021年には小型車(LCGC)やMPVの販売台数を上回りました。MPVや小型車(LCGC)の市場が停滞傾向にある中、SUVの販売貢献度は高まり続け、SUVセグメントはインドネシアで最も販売台数の多いセグメントになっています(2022年7月時点)。

 インドネシアにおけるSUVの成長は、インドネシア各地域の経済的な平等とインフラ整備が引き金となっており、消費者がより周囲の状況やニーズに適したクルマを求めるという新しい自動車市場の創造を促進しています。

 SUVは、高い地上高、よりパワフルなエンジン、より快適なキャビン、より高度な安全技術などの利点を備えており、とりわけ今日のインドネシアの消費者のニーズを満たすと考えられています」(編集部訳)

 コメントにもあるように、インドネシア・ホンダで現在取り扱っているSUVは「HR-V」「BR-V」「CR-V」の3種。

 一番小さなHR-Vでそのサイズは全長4385mm×全幅1790mm×全高1590mmであり、新型RSはこれよりもさらに小さなサイズのSUVになると推測されます。

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