中古車買うなら「オプション装備」に注意! パーツ欠品で修理不可に!? 破損時の対処法とは
パーツを破損してしまったときの対処法は?
中古車の場合、ディーラーオプションなどの装備が付加価値となりますが、オプションで付けたパーツの在庫があるかどうかは事前に確認しないでしょう。
それでは、ディーラーオプションのスポイラー類を破損してしまった場合、どうすれば良いのでしょうか。
H整備士いわく対応方法は4つあるといいます。
「損傷したパーツを取り外した状態で乗り続ける」「パーツの在庫を取り寄せて交換」「該当するパーツが欠品してしまった場合は中古パーツ市場で必要なパーツを探す」「損傷したパーツをできる限り補修し再利用する」というものです。
ただし、どれもメリットとデメリットが混在しているようです。それぞれを解説してもらいました。
●損傷したパーツを取り外した状態で乗り続ける
損傷してしまったスポイラーなどは取り外せば走行に支障はないと思います。ただし見た目の迫力がなくなってしまうのと、取り付けるために加工された穴などは塞ぐ補修が必要になります。
●パーツの在庫を取り寄せて交換
パーツの在庫があれば発注して取り寄せ、損傷パーツと交換することができます。ただしバイザー類など樹脂製パーツは年式やマイナーチェンジ前後で色が違うこともあるので、事前に確認が必要です。
人気モデルであれば、社外品のパーツに交換してしまうという手もありますが、スポイラー類が破損する事態ということは、ボディなどにも損傷があると想定されますので、そちらの補修費用と作業時間がかかることになります。
●中古パーツ市場で必要なパーツを探す
パーツがメーカーで欠品している場合は、中古パーツ市場で該当品を探すことができます。
ただし中古パーツの場合は必ずしもあるとはいい切れず、あっても取り付けるためにさらに加工が必要なこともあります。
●損傷したパーツをできる限り補修し再利用する
傷やヒビが入ってしまったスポイラーなどは、取り外して補修できる場合もあります。
ただし見た目はキレイにできますが、強度などは新品パーツより劣りますし、何より修復にはお金と時間がかかることは覚悟しないといけないかもしれません。
※ ※ ※
このパーツ在庫問題はディーラーオプションだけでなく、保安部品なども最近は製造・在庫期間が短くなっているようです。
「とくにシャフトブーツやドアモール類などゴム製パーツは在庫がなくなりやすいといわれています。
なかには4WDのドライブシャフトで欠かせないパーツとなっている車種もあり、輸入車などは本国でもパーツ欠品のため、泣く泣く乗り換えを余儀なくされるケースもあるみたいです。
また国産メーカーでも、すでにグリルやバンパースポイラーが在庫切れの車種も多いので、中古車選びは購入後のことも考慮して探すほうが良いでしょう」(H整備士)
ディーラーオプションの純正スポイラー類はそのモデルの登場から5年から7年が経過すると、パーツの在庫がなくなることが多いといいます。
中古車として「車両価格が手頃で、機関的な問題も少ない」ある意味もっともオイシイ時期に、パーツ欠品で乗れないのは辛いもの。
外装パーツは社外品で対応できそうですが、そのクルマを長く乗り続けるつもりなら、ゴムや樹脂製パーツは早めのタイミングで入手しておくのが賢いやり方かもしれません。
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