「車中泊」でいちばん困るのは「電源」!? クルマに泊まるなら欲しい「電力供給機能」を備えた車中泊カー 3選
アウトドアレジャーや車中泊で意外と困るのが「電源」問題です。モバイルバッテリーの電池が切れてしまい、スマートフォンが利用できない… そんなときに役立つ便利な機能を備えた「車中泊カー」3選をお届けします。
スマホがピンチ! 電力供給機能を備えた「車中泊カー」なら最強だ
キャンプに代表されるアウトドアレジャーは、日常の生活から離れ、あえて「不便を楽しむ」要素があります。とはいえ「車中泊」は日常の延長であるクルマでおこなうもの。せっかくなら「便利」な面も欲しくなってきます。
とくにスマートフォンなど、生活に欠かせないアイテムの充電は待ったなし! そこで今回は、クルマに泊まるなら欲しい「電力供給機能」を備えた車中泊カー 3選をご紹介します。
●ホンダ「N-VAN」
ホンダの軽商用バン「N-VAN」は、小口配送などの業務用途だけではなく、個人ユーザーの需要にも応えた豊富なオプション設定が魅力です。
後席を床下収納し誕生する広大な空間に使用する純正オプション「マルチボード」を使えば、車中泊のためのフラットな寝床が作れます。
そして車中泊で利用するなら、純正アクセサリー「外部電源入力キット」は装備しておきたいアイテムです。
近年はオートキャンプ場や、車中泊ユーザー向けに特化したRVパークなどに外部電源設備が用意されています。AC100Vの電源を車内へ取り込むことで、エンジン停止中でも電化製品を使えるようになります。
ふだん家庭で使っている調理家電などを持ち込めば、いつもとは違うアウトドア料理も楽しめそうです。
●トヨタ「ハイエース」純正コンプリートカー「MRT」
トヨタの人気商用バン「ハイエース」には、純正コンプリートカー「MULTI ROLE TRANSPORTER(マルチロールトランスポーター:MRT)」が設定されています。
トランスポーターの名の通り、自転車やバイクなどの積載用途を考慮したモデルですが、車中泊用のベッドキットをオプション設定しているので、車中泊ユーザーにもおススメです。
ベッドの寸法は最大で長さ1740mm×幅1430mm(ワイドボディは長さ1740mm×幅1610mm)あるので、大人2名と子ども1名くらいの車中泊でも対応可能な広さを確保しています。
そんなハイエースMRTの専用架装オプションには「補助バッテリー」の設定があります。
容量100Ahの充電・放電を繰り返し使えるシールドタイプ(密閉型)のディープサイクルバッテリーで、走行時に自動充電し、エンジン停止時に補助バッテリーのメインスイッチを入れると作動する仕組みです。
タブレット端末(7W)なら約92時間分、ケータイ充電(3.5W)なら約184時間分、電気毛布(50W)なら約12時間分の電力を停車時に使用できるといいます。車中泊派なら装備しておきたいところです。
●三菱「アウトランダーPHEV」
三菱のプラグインハイブリッド車「アウトランダーPHEV」なら、駆動用の大容量バッテリーから100V AC電源を取り出すことができます。
最大出力は1500Wですから、携帯電話の充電などはお手の物。キャンプで役立つホットプレートや炊飯器など、比較的消費電力が大きい家電製品でも利用することが可能です。
あらかじめ急速充電器でバッテリーを満充電の状態にしておけば、エンジンが再始動することもなく長時間に渡り電気を使うことができるでしょう。
バッテリー残量は、走行中にコントロールすることも可能です。
アウトランダーPHEVには、目的地でのEV走行や給電機能を用いるため、走行時のバッテリー残量を維持する「バッテリーセーブモード」や、走行中にエンジンの発電でバッテリーの電力をためる「バッテリーチャージモード」も備わっています。
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