「ランドクルーザープラド」で車中泊はできる!? 7人乗り仕様でできて5人乗りでできない理由とは

7人乗り仕様なら2メートルに及ぶ最大荷室長が確保できる

 対する7人乗り仕様のセカンドシートは5人乗り仕様よりシンプルで、背もたれを前倒しするのみとなっています。

 サードシート(3列目)も同様に前倒ししますが、同時に座面が床側へ潜り込み格納される構造となっていて、フラットな荷室の床面が現れます。

 なお上級グレードでは、サードシートの前倒しは荷室側もしくはリアドア側にあるスイッチ操作による電動格納式で、ヘッドレストも自動可倒する便利な仕組みとなっています。

 荷室容量は、7名定員時で104リットルとミニマム。5名乗車時には553リットル、2名乗車時で974リットルまで拡大しますが、5人乗り仕様に比べると全体に床面が高い分、容量の面では不利に働きます。

トヨタ ランドクルーザープラド 3列シート(7人乗り)仕様のセカンド・サードシートをフルフラットにした状態(2名乗車時)なら車中泊も可能だが、写真のとおり傾斜角や段差などがある点は注意が必要だ
トヨタ ランドクルーザープラド 3列シート(7人乗り)仕様のセカンド・サードシートをフルフラットにした状態(2名乗車時)なら車中泊も可能だが、写真のとおり傾斜角や段差などがある点は注意が必要だ

 さて気になる7人乗り仕様の荷室長ですが、フロントシートを前端までスライドさせた状態で、シートの背からバックドア面までの距離は2070mmを確保します。

 フロントシートを後端まで下げ、かつリクライニングした状態でも1830mmとなっています。

 5人乗り仕様は最大でも1680mmでしたが、この差はセカンドシート座面と背もたれ分の厚みがマイナスになっていることから生じています。

 ただ2070mmから1830mmまで確保される7人乗り仕様の荷室長ですが、フロントシートとセカンドシート間の足元空間があるため、イコール床面の長さというわけではありません。

 とはいえ5人乗り仕様とは違い、身長170cm級の人でも寝ることができる寝床はじゅうぶんに確保されます。

※ ※ ※

 ただしランドクルーザープラド 7人乗り仕様の荷室床面を実際に見てみると、左右や前後シートとの境い目にすき間や段差、空間が生じるほか、前方に向かい床面に傾斜角度がついています。

 ランドクルーザープラドで車中泊を考えているなら、それらを補正できて快適な寝床を生み出すキャンプ用のエアマットは必須アイテムとなります。

 また床面の傾斜角が気になるようなら、足元側にマットを追加するなどして補正するとさらに快適度はあがりそうです。

 荷室幅は最大1395mmが確保されるので、就寝環境さえ整えれば大人2名の就寝も可能となっています。

 なおセカンドシートは4:2:4分割式なので、片側だけ前倒しすることも可能です。

トヨタ・ランドクルーザープラド のカタログ情報を見る

【画像】新型「プラド」は艶消し黒が精悍! ランクルプラド特別仕様車の写真を見る(56枚)

参加無料!Amazonギフト券贈呈 自動車DXサミット BYD登壇 最新事例を紹介(外部リンク)

画像ギャラリー

Writer: くるまのニュース編集部

【クルマをもっと身近にするWEB情報メディア】
知的好奇心を満たすクルマの気になる様々な情報を紹介。新車情報・試乗記・交通マナーやトラブル・道路事情まで魅力的なカーライフを発信していきます。クルマについて「知らなかったことを知る喜び」をくるまのニュースを通じて体験してください。

1 2

実績500万人超!お得に車売却(外部リンク)

新車不足で人気沸騰!欲しい車を中古車で探す

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る

【2025年最新】自動車保険満足度ランキング

最新記事

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー