希望ナンバー、「縁起の良さ」で選びがち? “13種類”の人気番号とは!? 「1188」なんて読む?
クルマに取り付けられているナンバープレートは自身で数字を選択できる「希望番号制度」が導入されています。では、人気の希望ナンバーはあるのでしょうか。
人気の希望ナンバーは?
街中で走行しているクルマを見ると、「7777」や「8888」など希望番号制度を利用したナンバープレートを見かけることがあります。では、この希望ナンバーはどういった数字が人気なのでしょうか。
クルマのナンバープレートには「希望番号制度」と呼ばれる、自身の希望する番号をつけることができる制度があります。
対象となるクルマは、普通自動車や小型自動車などの登録自動車と軽自動車と決められており、二輪車は該当しません。なお、軽自動車については自家用の自動車のみが対象です。
選ぶことができるのは4桁以下の「一連指定番号」と呼ばれるアラビア数字部分。
希望番号には、「抽選対象希望番号」と「一般希望番号」の2種類があり、特に抽選対象希望番号は人気が高いことから番号が抽選制になっています。なお一般希望番号は抽選対象希望番号とされている番号以外を指します。
毎週日曜日21時までに申し込みが完了した分に対して月曜日にコンピュータによる抽選を実施。
この抽選番号には全国一律で抽選対象になっている番号と地域ごとで人気の数字は抽選対象になっている番号もあります。
ではどういった数字が人気なのでしょうか。
一般社団法人全国自動車標板協議会によると、全国一律で抽選対象になっているのは、「1」、「7」、「8」、「88」、「333」、「555」、「777」、「888」、「1111」、「3333」、「5555」、「7777」、「8888」の計13種類です。
ラッキーセブンというように縁起が良いとされる「7」や、漢数字で書くと末広がりになり未来が大きく開けると言われる「8」など、縁起が良いとされる数字をナンバーに入れたい人が多い傾向にあるようです。
地域ごとの抽選対象になっている番号を見てみると、多くの地域では良い夫婦を示す「1122(いいふうふ)」、良いパパ、母を表す「1188(いいパパ、いいはは)」、笑顔を意味する「2525(にこにこ)」など、語呂合わせできるような数字が選ばれやすいようです。
このほか、変わった番号も抽選対象となっているものもあるようで、例えば軽自動車で抽選対象となっている番号の中には、富士山ナンバーの地域に「3776」があります。これは富士山の標高の数字をあらわしています。
また登録自動車の名古屋ナンバーの地域では「358」があります。
この意味合いには、仏教の開祖である釈迦が悟りを開いた年齢である、風水学の観点から縁起が良い数字である、歴史上の出来事が発生した年が由来であるなど諸説あるようです。
このように、語呂合わせや縁起が良いとされるナンバーは抽選になることがあります。
一見すると意味がないように見えるナンバーであっても、クルマの所有者の気持ちが込められた数字である可能性があるといえるでしょう。
※ ※ ※
希望ナンバーを申し込む際には、インターネットから希望番号申込サービスにアクセスし、手順に従って申し込みをおこないます。
希望ナンバーのプレートは受注生産となるため、通常のナンバープレートを取り付ける場合よりも時間と料金がかかります。
交付可能期間は、通常入金確認後4日ほどですが、現在は新型コロナウイルスの影響もあり6日程度に延長されています。
料金は、関東運輸局のナンバープレートの交付手数料等一覧によると、東京都の場合、通常ナンバーの乗用車であればペイント式のナンバープレートの手数料が1450円のところ、希望ナンバーでは4140円と、2倍以上の値段に設定されています。
抽選にかかる期間や料金などを考慮に入れて希望ナンバーを設置するかどうかを決めると良いでしょう。
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