「クラウンらしくない!」斬新すぎる新型モデルに賛否両論!? SUV化で攻めた新型クラウンの反響は?
トヨタが16代目となる新型「クラウン」を世界初披露しました。SUVのようなクロスオーバースタイルで登場する新型クラウンについて、どのような意見があるのでしょうか。
クルマとしては良いけど「クラウンではない!」
トヨタ新型「クラウン」が2022年7月15日に世界初公開されました。
16代目となる新型クラウンは、4つのスタイルを用意。セダンとSUVを融合させた「クロスオーバー」、運転しやすいパッケージでスポーティな走りを楽しめる「スポーツ」、新たなフォーマル表現とともにショーファーニーズにも応える「セダン」、大人の雰囲気で余裕のある走りを持つ機能的なSUVとして「エステート」をラインナップします。
正統派セダンだったこれまでのクラウンとはまったく異なるコンセプトになりますが、ユーザーは新型クラウンについてどのような印象を抱いたのでしょうか。SNSでアンケートを実施してみました。
新生クラウン第1弾として、2022年秋頃発売予定のクロスオーバーのデザインについて、「とても良い」を選択した人が17.8%、「まあまあ良い」が25.2%、「それほど良いと思わない」が25.7%、「まったく良いと思わない」が31.2%と、賛否両論の結果となりました。
良いと感じた回答者からは、「新たな客層を獲得しようとする強い意志を感じる」「今までのクラウンは古くさいセダンというイメージを壊してくれた」「トヨタが攻めているのがとても心地良い」など、これまでのクラウンを覆すスタイルで登場したことを評価する声が寄せられています。
新型クラウン クロスオーバーのデザインは、クーペのようなシルエットと力強さを感じさせるリフトアップスタイルを組み合わせ、流麗さとダイナミックさを両立させた、新時代のフラッグシップの姿を表現。
左右に一直線につながるヘッドランプとテールランプに加え、面の抑揚で質感を表現したサイドビューなど、シンプルかつ鋭さと雄大さを兼ね備えたデザインとしました。
ほかにも、「フランス車みたいにオシャレだが、実用性もある」「今までのクラウンらしくなく、カッコ良い。全体的にフォルクスワーゲンの雰囲気を感じる」など、欧州車のようなスタイリッシュなデザインと感じた回答者もいるようです。
一方、過半数の回答者は「いまひとつ」と感じており、そのなかでも多かったのが「クラウンらしくない」という意見でした。
「クラウンの名前は使わないでほしかった」「クラウンの冠に相応しいとは感じられない」「クラウンという名前でなければ許せる」「セダンが衰退する事実は理解するが、このデザインをクラウンと認識できない」など、歴代クラウンのイメージから大きく転換した新型クラウンは受け入れ難いというコメントも多くありました。
ただし、「クラウンの名でなければ良いデザインだと思う」「それはクラウンではないのかもしれないけど、画期的で面白い」「第一印象では『こんなのクラウンじゃない』って思ったけど、コンセプトカーのようなデザインをそのまま出したのは素直に凄い」など、クルマとして見たときはカッコ良いと感じる人もおり、クラウンの概念を打ち破ったトヨタの方針は、ある程度評価されているといえそうです。
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これまでのクラウンは基本的に国内専用車でしたが(一部海外でも販売)、新型クラウンはグローバルで販売される予定で、約40の国や地域に順次展開するといいます。
15代という長きにわたって国内で愛されてきたクラウンが、海外でどのような評価を受けるのか、今後の動向が注目されます。
これが90年代から2000年代ぐらいの頃に廃止された車の名前掘り返して付けた車だったら多少は評価しただろうけど
つい少し前まで日本の道路配慮した幅1.8mmのFRセダンの先代が出てたクラウンの名を使うのは相応しくないと思った