半世紀以上前のトヨタ初代「ランクル」完全レストアへ!? 復活も「新しいものに変えない」意気込みとは?
「ランドクルーザー」の公式YouTubeチャンネル「ランクルちゃんねる」で、初代ランドクルーザー(BJ型 ジープ)の完全レストア企画がスタートしました。
半世紀以上前のランクルを1点1点細部まで分解・清掃
トヨタ自動車が運営する「ランドクルーザー」の公式YouTubeチャンネル「ランクルちゃんねる」が、初代ランドクルーザーのレストア動画を公開しました。
今回のレストア動画は、同チャンネルが2022年6月18日に投稿した動画に続く第2弾となっています。
レストアしているクルマは、警察予備隊(自衛隊)向けに作られた「BJ型 ジープ」。現在もトヨタが生産している名車「ランドクルーザー」の初代モデルにあたります。前回の動画では、BJ型を所有するオーナーから同車を引き取るシーンが収録されています。
レストアを担当するのは、トヨタと関係の深い新明工業。まずはBJ型を工場に持ち込み、状態をチェックします。燃料タンクは換装しているようですが、基本的にはオリジナルのまま部品が残っているそうです。ただしボディに関しては、大部分を作り直す必要があります。
まずは外装を解体し、内部のパワーユニットを取り出します。そしてエンジンの動作などを確認した後、さらに分解。必要に応じて新しい部品も製造しつつ、ひとつひとつパーツを洗浄していきます。
動画最後では、新明工業の社員が「レストアはクルマの部品のひとつひとつを蘇らせること」「できる限り昔の状況に持って行くのが仕事であり“新しい物に変えていく”わけではない」と語ったほか、「オーナーの方もこのクルマを末永く大事にできるよう、耐えきれるだけの品物を届けたい」という意気込みも露わにしています。
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BJ型 ジープは、トヨタが警察予備隊への受注を狙って1951年に企画したオフロード車。その後、「ジープ」の商標を三菱自動車が獲得したため、代わりに名乗り始めた名前が「ランドクルーザー」です。
その後、ランドクルーザーはモデルチェンジを繰り返しながら、70年間生産され続けています。現行モデルの「ランドクルーザー(300系)」は納車まで数年待ち(2022年7月現在は受注停止)となるほど、世界中で人気を集めています。
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