日産の小型SUVが一部改良! カスタムモデルも新導入の新型「キックス e-POWER」タイで発売
日産のタイ法人は2022年7月1日、コンパクトSUV「キックス e-POWER」の一部改良モデルを発表しました。性能向上や内装の改良などに加え、新グレード「AUTECH(オーテック)」もタイで初導入されました。
新グレード「AUTECH(オーテック)」をタイで初導入
2022年7月1日、日産のタイ法人はコンパクトSUV「キックス e-POWER」の一部改良モデルを発表しました。
e-POWERのシステムが第2世代に進化し性能を向上させたほか、新グレード「キックス AUTECH(オーテック)」もタイで初導入されます。
日産 キックスは、タイの日産工場で生産されるコンパクトSUVで、国内のみならず海外へも輸出されるグローバルモデルです。
日本でも2020年6月よりタイ製のキックス e-POWERが発売されています。
今回発表された新型キックスは、搭載されるe-POWERを改良しました。
e-POWERは1.2リッター 3気筒 DOHCエンジンを発電専用としモーターで駆動させる、電気自動車のような運転感覚を得られる新世代のシリーズハイブリッドシステムです。
新型では、新たに第2世代のe-POWERシステムを採用しました。
電気モーターとインバーターを同ハウジング内に統合し、30%の軽量化を実現。新しいリチウムイオン電池(2.06kWh)も、現行モデルに対し30%効率をアップさせました。
これらの改良により、新型キックス e-POWERのモーター最高出力は136ps、最大トルク280Nmを発揮させ、タイの燃費測定モードで26.3km/Lの低燃費をマークします。
先進運転支援機能では、従来の装備に加え新たにLDW(車線逸脱警報)やHBA(ハイビームアシスト)を追加し、安全性を向上させました。
インテリアでは、センターコンソールを人間工学に基づいたレイアウトに刷新。シフトノブデザインを変更したほか、センターコンソールやアームレストなどにソフトパッド素材を採用し、快適性を向上しています。
また8インチのタッチスクリーンディスプレイオーディオやインフォテイメントシステムもアップデートされました。
さらに今回の一部改良で目玉となるのが、タイ初となる新グレード「AUTECH(オーテック)」の採用です。
プレミアムスポーティをテーマに内外装をカスタマイズしたモデルで、日本では2021年3月より導入済みです。
外装では、ブラックルーフとブルーのボディカラースキームを新設定したほか、フロントやサイド、リアスカートにプレミアムシルバーのトリムを配し、さらにスポーティなアロイホイールと組み合わせました。
内装では、AUTECHのテーマカラーであるブルーとブラックで装飾したスポーティなインテリアとし、室内の高級感を増しています。
新型キックス e-POWERの価格は、「E」75万9000バーツ(日本円で約288万円)から「AUTECH」94万9000バーツ(約360万円)までとなっています。
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タイ日産の関口 勲社長は新型キックス e-POWER発表に際し、次のようにコメントしています。
「第2世代のe-POWERテクノロジーを搭載した新しいキックス e-POWERは、e-Pedalステップや360度の安全テクノロジーなど、日産独自のテクノロジーを駆使し、魅力的な価格設定で、路上での興奮と自信を高めます。より多くの顧客が電気自動車にアクセスしやすくなりました」
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