全長5.5m超えのトヨタ激渋「ハイラックス車中泊仕様」誕生! 車内は「意外とコンパクト」な贅沢空間! 車旅の魅力とは
トヨタ「ハイラックス車中泊仕様」で大人な旅をするプランが登場しました。そのプランに使われるハイラックスとはどのようなものなのでしょうか。
「ハイラックス」のキャンパー!改装された車両で旅をしながら移動を楽しむ!
車中泊が流行している昨今ですが、なかにはトヨタ「ハイラックス」を活用したアウトドアサービスがあります。
一体、どういったサービスとなっているのでしょうか。トラックキャンパー仕様に改装されたハイラックスはどのような車両になっているのでしょうか。
最近では、キャンプや車中泊といったアウトドアが流行しています。そんななか、トヨタ「ハイラックス」を活用したアウトドアサービスが提供されています。一体、どのようなサービスになっているのでしょうか。
サービスを提供しているのは、北海道を拠点としている「TOAL CAMPER SERVICE」(エイトノット株式会社)です。
ハイラックスをベースにキャンパーを製作し、車両を貸し出すかたちでユーザーにアウトドアサービスを提供しています。
サービスは、車両のレンタルにとどまらず、コンシェルジュがひとりひとりに合った宿泊先や移動ルート、体験などをプランニングします。このサービスでしか楽しめない、とっておきの場所や体験も案内してもらえるようです。
エイトノットの担当者は、このサービスの提供を開始した理由について、以下のように説明します。
「北海道には公共交通機関では巡ることのできない大自然のなかで、さまざまな体験ができる場所が数多くあります。
思うがままに移動しながら宿泊し、壮大な風景を眼前にし、珈琲を飲む。普段当たり前のことが自然のなかではかけがいのない” Trip Of A Lifetime ” 『一生に一度の旅』になる。
多くの人にそのような体験してもらいたく、サービスの提供をスタートしました」
また、ベース車両にハイラックスを選択した経緯については、次のように話します。
「ハイラックスをベース車両にした理由としては、広大な北海道を走り抜く走行性能と操縦性がよく、また乗り心地がキャンパーを乗せた状態でも快適であることと、なにより見た目のインパクトがほかのキャンピングカーと差別化できることが大きかったです」
では、そんな肝心のハイラックスはどのような仕様になっているのでしょうか。
もともとピックアップトラックであるハイラックスの荷台部分にトレーラーハウスのようなかたちで居住空間を確保。就寝定員が1名から最大5名(大人3名+子供2名)までの「COZY CAMPER #01」と、就寝定員1名から最大3名となる「COZY CAMPER #02」の2台が用意されます。
ボディサイズは、全長5750mm/5850mm×全幅2100mm×全高2810mm/2880mmとなり、車内は天然木などを用いたウッディな空間になっており、グレーやピスタチオグリーンなどの落ち着いたカラーで統一。
ソファやテーブルはもちろん、シンクも設置され、揚げ物や炭火を使った料理は禁止されているものの、簡単な料理であればおこなっても良いものとされ、搭載されるバンクベッド(2段ベッド)では大人3名、ソファーベッドでは2名が就寝可能です。
また、エンジンを切った状態でも、サブバッテリーを活用して電力供給できるようにされているため、アイドリングなどを気にせず、就寝時でも照明や暖房などを利用出来ます。
なお、運転は普通自動車運転免許でおこなうことができ、車幅も通常のハイラックスと同等であるため、日常的にクルマを運転する人であればさほど心配は必要なさそうです。
この車両の製作ポイントについて、前出の担当者は以下のように話します。
「北海道でトラックキャンパーを制作している業者がなく、ベース車両は北海道で購入し、本州で制作したキャンパーをフェリーでとりにいきました。
その際、キャンパーでの最初の旅が、本州の高速道路をドライブすることになり、走りの安定感を実感しました。
カラーリングのグレーは塗装屋さんに何度かサンプルを出していただき、車両とキャンパーをオリジナルカラーにオールペンをしました。
内装は知人の木工作家である内田悠氏に依頼し、天然木のテーブル、籐を使った収納扉にカスタムしてもらいました」
このように、内外装のデザインは、独自のこだわりを持っておこなわれていることがうかがえます。
最後に、サービスの今後について、担当者は「お客さまだけのプライベートなプランや、キャンプ場や宿泊施設、アクティビティガイドとの提携などオリジナルのプランを充実させていこうと考えております」と話しており、アップグレードにも期待が高まります。
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なお、1室(1台)の価格はシーズンにより異なりますが、2万円から3万9000円となっています。
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