意外と知らない? ハイオクとレギュラーは何が違う? ハイオク指定車にレギュラーを入れるのは問題あるのか
「欧州のレギュラーは日本でのハイオク」なのはなぜ? ハイオク車にレギュラー入れるとどうなる?
なお、欧州ではオクタン価95のガソリンを販売することが欧州燃料指令(DIRECTIVE 2009/30/EC)で義務となっています。
「欧州のレギュラーは日本でのハイオク」と耳にすることもありますが、理由はここにあり、欧州現地ではオクタン価95のガソリンが主流です。
欧州車は現地レギュラーガソリン(オクタン価95)に合わせた仕様となっていますので、日本での運用ですとハイオク指定となるのはそのためです。

では実際にハイオク仕様車にレギュラーガソリンを入れるとどうなるか。
ですが、結論は「普通に走れるものの緊急時以外は控えるほうが良い」です。
現代の国産車であれば、もしノッキングが起こりそうになるとセンサーが反応し、ECU(エンジンを制御するコンピュータ)を介して出力制御をおこいます。
自動的に燃料噴射や点火時期を遅らせて、出力を抑え込み熱の発生を緩和させます。
発熱量が少なくなればレギュラーでもノッキングの発生を防げるためです。
普通に走ることもできますし、すぐにエンジンが壊れることもありません。
しかし、本来のエンジン性能が発揮できなくなるのに加え、燃焼効率も低下することから燃費も悪くなる傾向です。
ハイオクが手に入らず、やむなくレギュラーを入れるのはまだしも、ガソリン代を安く済またいなどの理由でレギュラーを入れるのは控えるべきでしょう。
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