マツダ新型SUV「CX-60」はコスパ最高!? 実車に触れて分かった5つの「とがった」ポイント

マツダのSUV「CX-60」は、挑戦的な価格設定やパワートレインなど話題に事欠かない新型モデルです。今回はそんなCX-60の実車に実際に触れてみて分かった5つの注目ポイントを紹介します。

実車に触れて分かった5つの「とがった」ポイント

 マツダのSUV「CX-60」は今、大きく注目されている新型車の1台でしょう。

 同社の次のステップとなる「ラージプラットフォーム」を採用する初のモデルで、駆動方式は後輪駆動。そのうえ直列6気筒エンジンの搭載を前提とした車体構造とするなど、話題に事欠きません。

マツダ新型「CX-60」(画像は「e-SKYACTIV D」搭載車)
マツダ新型「CX-60」(画像は「e-SKYACTIV D」搭載車)

 そんなCX-60は、2022年4月にスタイルと基本情報を公開した「ジャパンプレミア」に続き、ついにグレード構成や価格、装備内容などの詳細が発表されました。

 そんな新情報、そして9月の発売に先立ち、一足早く実車に触れて感じた5つの注目ポイントを紹介しましょう。

●ベースグレードは衝撃の安さ

 価格表を見て驚いたのは、きっと筆者(工藤貴宏)だけではないと思います。確かにマツダの乗用車として初めて500万円を超える高額グレードを設定するなど“上方向への拡大”に注目がいくのは否めません。

 しかし、逆にボトムグレードの価格にも驚きます。なんと、300万円を割り込んで299万2000円(消費税込。以下同じ)から選べるのです。

 この価格は、同じくSUVの「CX-5」と比べてればどれだけ衝撃的なものか分かるでしょう。

 CX-5の最安グレード(特別仕様車を除く)は「20Sプロアクティブ」で、その価格は290万9500円。対してCX-60の「25 Sパッケージ」は、排気量を500cc増やして格上げし、一回り大きなボディとコストのかかったシャシー&サスペンションを組み合わせ、さらに常識的な先進安全装備も含んだ上でこの価格を実現しているのですから、実質的な値下げにほかなりません。コストパフォーマンスは最高です。

●インテリアのオリジナリティの高さ

 一方で500万円を超える高価格帯のグレードは、マツダとしては大きなチャレンジ。パワートレインはシステム出力323psとマツダ史上最強のパワーを誇るプラグインハイブリッド(2.5リッター4気筒ガソリンエンジン+モーター)や、マイルドハイブリッドの3.3リッター6気筒ディーゼルを用意しています。

 そんな上位モデルをアピールするためにマツダが盛り込んできたのが、オリジナリティあふれる上質なインテリアです。

 その真骨頂といえるのが「Premium Modern」のコーディネートで、織物に“かけ縫い”を組み合わせて日本の伝統美を具現化したダッシュボードは、息をのむほどの上質さに満たされています。

 日本の伝統美をモダンにして展開したこのコーディネートは、ほかでは見たことがありません。デザイナーによると、ドイツや北欧のプレミアムSUVと比較されるのにあたり、「日本らしさを重視した」といいます。

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