約18万円! ホンダの「小さなスープラ」!? 10馬力×4速ロータリー仕様の「庶民派バイク」! 実は“超ロングセラー”な尼国の「スープラ X 125 FI」とは
ホンダの名車「スーパーカブ」は世界中で展開されるグローバルモデルです。東南アジアでは各市場向けに独自に展開するモデルがあります。インドネシア市場で展開される「スープラ X」とはどのようなバイクなのでしょうか。
ホンダの「スープラ」!?
ホンダのインドネシア法人であるPTアストラホンダモーターには、日本では展開されていない独自のバイクを数多く販売しています。
なかでも125ccクラスの「スープラ X 125 FI」は、インドネシア市場でロングセラーを誇るモデルです。
スープラと聞くとトヨタのスポーツカーを思い浮かべますがホンダのスープラXとは一体どのようなバイクなのでしょうか。

スープラシリーズは、スーパーカブの派生モデルとして1997年に初代モデルが登場し、信頼性と経済性の高さから人気を博してきました。2005年には燃料噴射技術「PGM-FI」が採用され、現行のスープラ X 125 FIは数度の改良を経て2024年に最新モデルが登場しています。
デザイン面では、シャープなラインとスポーティなスタイルが特徴です。2灯式のハロゲンヘッドライトとポジションランプを備えたフロントフェイスは視認性と存在感を両立し、洗練されたエアロダイナミクスを意識したスポーティなボディ形状が特徴的です。また、シャープなテールライトはLEDを採用しており、安全性に寄与しています。
ハンドル周りにはモダンなアナログメーターとギアポジションを含む各種インジケーターを装備しています。さらに、盗難防止用のマグネットシャッターキーなど、日常での使い勝手にも配慮が見られます。
足回りにはフロントにテレスコピック式フォーク、リアにスイングアーム式のデュアルショックを採用し、乗り心地と安定性を両立。ブレーキはフロントがディスク、リアはモデルによってディスクまたはドラムとなっています。
車両重量は103kgまたは106kgと非常に軽量で、取り回しの良さも持ち合わせています。
パワーユニットは最高出力10.1PS(8000rpm)、最大トルク9.3Nm(4000rpm)を発揮する124.89ccの空冷SOHC単気筒エンジンを搭載。4速ロータリー式ミッションを組み合わせます。
PGM-FIにより燃料供給が最適化され、優れた燃費性能とスムーズな加速を実現しています。
燃費は公称で1リッターあたり約57.2km、燃料タンク容量は4リッターとされ、日常の通勤や買い物、郊外への移動にも安心して使える経済性が魅力です。
シート下にはUSBソケットが備わった7リットルの収納スペースを備え、フロントのフックは買い物袋などを引っ掛けるのに便利です。
カラーバリエーションはスポークホイールモデルの「クアンタムブラック」と、キャストホイールモデルの「エナジェティックレッド」「ゴールデンマットブラック」の3色展開。いずれも上質感とスポーティさを感じさせる仕上がりとなっています。
インドネシアでの販売価格は、スポークホイール仕様で2075万ルピア(約18万円)、キャストホイール仕様で2177万5000ルピア(約18万5000円)となっています。
低回転域で最大トルクを発揮できる為、未舗装路などが多いインドネシア市場で利便性と信頼性を兼ね備えた実用車として、根強い支持を集めている1台です。
日本での正式取り扱いは現状ありませんが、国内のバイク専門店などが並行輸入をして取り扱っています。
流石ホンダ!かゆい所出来るねえ~文句無し!