コインPで「あなたのクルマ駐車NGです!」 なぜ停めちゃダメ? 「ハイエース」や「SUV」が“利用不可”のことも… 駐車場利用「前」に確認したいポイントとは

クルマで出かけた際に便利なコインパーキング。しかし、どんなクルマでも停められるわけではありません。駐車NGとなる意外な条件とは、いったいどのようなものでしょうか。

あなたのクルマ、「ボディサイズ」は把握していますか!?

 クルマで出かける際、目的地の近くにある「コインパーキング」は非常に便利な存在です。しかし、実は全てのクルマが利用できるわけではなく、いわゆる「駐車NG」となるケースもあります。
 
 知らずに利用しようとしてトラブルになることも少なくありませんが、どのような条件で駐車NGとなるのでしょうか。

コインパーキングで「駐車NG」なんてあるの!?[イメージ画像:PIXTA]
コインパーキングで「駐車NG」なんてあるの!?[イメージ画像:PIXTA]

 まず、一般的なNG条件は、車両のサイズや重量に関する制限です。

 駐車場には様々なタイプがありますが、特に「機械式立体駐車場」では、クルマを載せるパレットの大きさや高さに厳格な制限があります。全高1.55m以下、重量2.0t以下となっているケースが多いようです。

 また、「平置き」や「自走式立体駐車場」でも、多くの場合、車両サイズ(全長、全幅、全高)、車両総重量、最低地上高などが現地の看板などに明記されています。

 例えば、ある大手コインパーキングの一般的な平置き駐車場の規定では、全長3.3m~5.0m以下、全幅1.4m~1.9m以下、全高1.2m~2.1m以下、最低地上高15cm以上、車両総重量2.5t以下とされています。

 この条件を超える車両は、原則として利用できません。

 数値だけ列記してもピンとこない人がいるかもしれませんが、一例をあげると、トヨタの商用ワンボックスバン「ハイエース」のハイルーフ車が高さがオーバーしたり、大型四輪駆動車「ランドクルーザー」が幅のオーバーで、レクサスの高級セダン「LS」が長さオーバーなど、それぞれ該当する可能性があります。

 ただし制限値は駐車場ごとに異なるため、必ず現地の看板で確認する必要です。

 さらに、「最低地上高」の規定にも注意が必要です。

 特に地面からロック板がせり上がる「フラップ式」では、「最低地上高15cm以上」を求められます。

 これは道路運送車両法の保安基準(通常9cm以上)より厳しい数値です。

 ローダウン車やエアロパーツ装着車の場合、車検に適合していても規定を満たさず駐車NGとなる可能性があります。無理に停めると、ロック板で車体下部を損傷する恐れがあります。

 逆に、最低地上高が高すぎるオフロード車などにも注意が必要です。

 車両検知センサーが反応せず、課金トラブルに繋がる可能性があるため、駐車を断られるケースがあります。

 改造車全般についても、利用規約で禁止されている場合があります。エアロパーツなどが設備と干渉する可能性があるためです。

 エアサスなどで駐車中に車高が変わるクルマも同様です。

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