なぜ世界遺産に「激レアマシン」を展示出来た? 富岡製糸場にラリーマシンが集結した理由とは
展示に参加だけではなく「座繰り」体験も
今回車両展示に協力したチーム関係者は、事前に製糸場の観光ツアーや、繭から糸を繰り出す「座繰り」も体験しました。
ヘイキ・コバライネン選手は、体験した内容に関して次のように述べています。
「いろいろ体験をさせてもらった、カイコから繭が作られ、そこから糸を紡ぎ出す経験はすごく良かった。
ガイドさんもフランスの人で、すてきなガイドをしてくれた。
フランスが製糸に対して深く関わっていることも知ることができて良かったよ。素敵なイベントで良い体験ができたよ」
なお、富岡製糸場では開業当初フランス式繰糸器という機械が使われていたようです。
夕方に向けてラリーカーが富岡製糸場の東置繭所というメインの展示場の前でパレードランをおこない、整列して展示イベントに移行していきました。
本来ならば建物のライトアップに合わせて展示をおこなう予定でしたが、意外に日没が遅く天候の悪化も見込まれたので、うっすらとライトアップされた状態での展示と記念撮影となりました。
今回展示会場となった富岡市、世界遺産観光部観光交流課観光交流係の担当者は次のように述べています。
「富岡市としてこういうプロモーションに関わるのは初めてです。
新井さんから世界ではラリーを使って地域活性化をおこなっているし、世界遺産を使ってアピールしているというのはお聞きしていました。
世界遺産ということもあり、史蹟にもなりますので制限はありますけど、その範囲内でご協力できれば。とお伝えしました。
今までもCM撮影などでご協力もしてきましたが、こういうPRイベントとしては初めてです。
富岡製糸場は世界遺産ではありますが、アジア系のインバウンドのお客さまは多いですが、欧米のお客さまは少し認知が薄いので、より多くの人に認知していただけるようなれば嬉しいです。
今後もこのような活動を継続していけるのではれば協力していきたいと思います」
※ ※ ※
最後に新井選手は、将来的なビジョンを次のように語ってくれました。
「ラリー前日の忙しいタイミングなので参加してくれたチームには感謝です。
今後も継続していきたいです。今回は直前のアナウンスになったのと、コロナや施設や自治体などの準備期間が短かったので関係者だけになってしまいましたが、お客さんを呼んでラリー車を見てもらって発信してもらいたいです。
ラリー好きだけでなく、子供とかにも多く見てもらって興味を持ってもらいたいです」
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