なぜ世界遺産に「激レアマシン」を展示出来た? 富岡製糸場にラリーマシンが集結した理由とは
世界遺産の「富岡製糸場」でラリーカーの展示とライトアップがおこなわれました。一見、結びつかないイメージの両者ですが、どのような経緯でイベントが開催されたのでしょうか。
本物のラリーカーが世界遺産のに集合! パレードランとライトアップ展示を実施!
全日本ラリー選手権第5戦「MONTRE2022」が、6月10日から12日にかけて群馬県西部の富岡市・高崎市・藤岡市などを中心に開催されます。
そのプレイベントとして富岡市にある世界遺産「富岡製糸場」にてラリーカーの展示とライトアップがおこなわれました。
全8戦でおこなわれる全日本ラリー選手権の第5戦とあり、後半戦の戦いになってきました。シリーズチャンピオンに向けてどの選手も落とせないラリーが続いていきます。
そんなラリーですが、普段ならば木曜日に関係者はサービスパークが設置される主要地域に入り、翌日の金曜早朝から始まるレッキ(コースの下見)に向かいます。
今回は準備日となる木曜日に多数のチームの協力を得て、世界遺産の富岡製糸場でラリーカーの展示をおこないました。
これは全日本ラリー選手権でチャンピオン経験をもち、世界のラリーシーンで活躍してきた新井大輝選手が、ラリーカーを使った地域貢献、町おこしをしたいと旗振り役となり実現しました。
今回の取り組みに関して、新井選手は次のように話しています。
「WRCのラリージャパンは別格ですが 、日本のラリーは世界のラリーシーンに比べてプロモーションとして少し劣るのではと長年思っていました。
どのようにしたら地域活性やラリー自体のプロモーションをできないか悩んでいました。
過去ヨーロッパラリーの現場も実際見てきましたし、先日メキシコのラリーの現場も見てきました。
そうすると開催前に長い時間をかけて地元を盛り上げていました。
今回地元群馬での開催でもありますし、世界に誇れるこのような施設もありますし何かできないかと考えて、今回の展示イベントになりました」
※ ※ ※
今回のラリーは全日本ラリー第5戦でもありますが、FIAアジアパシフィックラリーチャンピオンシップ・アジアラリーカップ第1戦も併催になっています。
つまりアジアパシフィックラリーに参戦しているチームやメディアも富岡市などを訪れることになり、海外のメディアに向けてアピールするチャンスでもあります。
この展示においても海外メディアが取材に来ており海外に向けて発信されていくでしょう。
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