地上最強車「ビースト」上陸に日本騒然!? バイデン大統領の専用車「キャデラック・ワン」がスゴかった 熱視線浴びる3車種とは

5月21日から27日に発表されたクルマのニュースから、とくに注目度の高かった新型車など3車種をピックアップして紹介。バイデン大統領の専用車「the beast」、南アフリカ仕様の新型「スターレット」などが話題となりました。

「the beast」日本上陸!

 いよいよ本格的な梅雨のシーズンが迫る5月終盤にも、さまざまなクルマに関するニュースが飛び交いました。直近の自動車ニュースのなかでとくに注目度の高かった車種は何だったのでしょうか。

 2022年5月21日から27日に公開された「くるまのニュース」の記事で扱われた車種のうち、とくに注目を集めたクルマ3車種をピックアップして紹介します。

アメリカ大統領ジョー・バイデン氏を乗せた「ビースト」(撮影: Peacock Blue K.K.)
アメリカ大統領ジョー・バイデン氏を乗せた「ビースト」(撮影: Peacock Blue K.K.)

●バイデン大統領専用車「the beast」が日本を走行

 5月22日、第46代アメリカ合衆国大統領のジョー・バイデン氏が初来日。同氏は、大統領専用車「the beast(ビースト)」で移動していました。

 ビーストの愛称は2001年ジョージ・ブッシュ大統領時代に始まっており、現在のモデルは2018年9月ドナルド・トランプ大統領時代にデビューした3代目です。

 重量7-9トン といわれる重装甲車で、まさに「戦車」以上の性能を持つ地上最強のクルマという意味をこめて、車両の所有者であるアメリカ大統領シークレット・サービスでは「the beast」という愛称で呼んでいます。

 また「アメリカのトップ(一番)が乗る」ということで「キャデラック・ワン」とも呼ばれるようです。

 現在のモデルは2016年にオバマ大統領からトランプ大統領に代わったあと、約17億円をかけてさらなるセキュリティ強化が施されました。

 装甲厚が約20cmあり、耐爆仕様となっている車両底部には装甲床板が備わっており、窓の厚さは13cmで44マグナム弾を止めることが可能です。

 ポンプアクションショットガン、ロケット式手榴弾、暗視装置、催涙ガス手榴弾がすべて搭載されているといわれています。化学物質による攻撃を受けた際には内部を密閉することができ、特別な換気機能が作動するといわれています。

●新型「スターレット」が発売 本格ラリー仕様も話題に

 5月23日、トヨタの南アフリカ法人がマイナーチェンジした新型「スターレット」を現地で発売。同車は、2020年9月にスズキ「バレーノ」のOEM車として同国に投入されていました。

 新型スターレットはフロント/リアのデザインを変更。フロントグリルはよりワイド感を強調した形状になったほか、ヘッドライトやテールランプなども新デザインになっています。

 搭載されるエンジンは、1.5リッターガソリン。最高出力105馬力(従来の1.4リッターガソリン比で12馬力増)・最大トルク138Nm(従来比8Nm増)を発揮します。

 また、スターレット(マイチェン前モデル)をベースにToyota Gazoo Racing South Africaがラリー仕様を開発。現地のラリーに参戦したほか、走行シーンもSNSにアップしました。

●いすゞの3列SUV「MU-X」が国内展示!

 5月25日から27日にパシフィコ横浜でリアル開催された「人とくるまのテクノロジー展 2022 YOKOHAMA」で、いすゞが海外市場向けのSUV「MU-X」の実車を展示しました。

 MU-Xは、いすゞが海外で販売するピックアップトラック「D-MAX」の車体構造とコンポーネントをベースに開発されたモデル。

 D-MAX同様に高い悪路走破性、耐久性、けん引性能を持ち合わせたSUVとして、タイをはじめとするアセアン地域、オーストラリアなど世界60か国以上で支持されています。

 現行モデルは2020年に7年ぶりのフルモデルチェンジを受けた2代目となります。

 ボディサイズは、全長4850mm×全幅1870mm×全高1875mm、ホイールベース2855mmの7人乗りモデルとなり、日本でも販売されているトヨタ「ランドクルーザープラド」に近いサイズです。

 日本では販売されていないMU-Xですが、いすゞならではの悪路走破性能や耐久性、そしてデザインや先進性といった部分において、注目を集めました。

トヨタ・スターレット のカタログ情報を見る

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