ホンダ新型「ステップワゴン」は“シンプル”で勝負! 人気のトヨタ新型「ノアヴォク」との違いはどこにある?

新型ステップワゴン/ノアヴォクに採用された世界初の機能とは?

 新型ステップワゴンと新型ノア/ヴォクシーは、スライドドアやテールゲートにも便利な機能が備わっています。

 新型ステップワゴンのスライドドアは、軽く指先を触れるだけで開閉ができる静電タッチ式パワースライドドアを世界初採用しました。

 また、パワーテールゲート(タイプ別設定)は、開く角度を任意に設定可能なメモリー機能を追加し、後方が狭いところでも開閉できるように使い勝手を向上しています。

 なお、従来モデルにあった、横開きのサブドアを組み込んだ「わくわくゲート」は新型モデルで廃止されました。

ホンダ新型「ステップワゴン エアー」
ホンダ新型「ステップワゴン エアー」

 新型ノアヴォクのスライドドアは、パッケージオプションとして「ハンズフリーデュアルパワースライドドア」を設定。

 キーを携帯してフロントドア下側に足を出し入れすることでスライドドアが自動で開閉し、子供を抱いて両手がふさがっているときなどに重宝します。

 また、テールゲートの特徴として「フリーストップバックドア」があり、これは好きな位置でテールゲートを保持することができる世界初の機能です。

 テールゲートとボディがワイヤーで接続されており、開けている最中に、任意の角度になったらテールゲートを手で軽く押し返すことでその位置で固定される機構を取り入れました。

 さらに、「パワーバックドア」をオプション設定。この場合、フリーストップバックドアではなく、電動で操作可能なテールゲートが装着されるのですが、操作スイッチがボディサイド(スライドドアレール後端)の左右に配置されており、横からリアゲートの状態を目視しながら開閉のコントロールができます。

 搭載されるエンジンは、新型ステップワゴンが2リッターハイブリッド(e: HEV)と1.5リッターターボ、新型ノアヴォクは1.8リッターハイブリッドと2リッターガソリンです。

 駆動方式は、新型ステップワゴンのハイブリッド車がFF、ターボ車がFFと4WDを用意。新型ノアヴォクのハイブリッド車がFFとE-Four(電子式4WD)、ガソリン車がFFと4WDを設定します。

 燃費(WLTCモード)は、新型ステップワゴンのハイブリッド車が20.0km/LF、ターボ車が13.9km/L。新型ノアのハイブリッド車が23.4km/LF、ターボ車が15.1km/L、ヴォクのハイブリッド車が23.0km/L、ガソリン車が15.0km/Lです。

 安全機能について、新型ステップワゴンは最新の「ホンダセンシング」を全車に標準搭載しました。
 先代モデルから機能を進化・充実させ、アダプティブクルーズコントロール(ACC)は、全タイプで渋滞追従機能付きへと仕様を向上。

 新たな機能として、後方誤発進抑制機能や近距離衝突軽減ブレーキ、オートハイビーム、そして渋滞運転支援機能であるトラフィックジャムアシストを追加しました。

 また、スパーダ プレミアムラインには、周辺状況に応じてヘッドライトの照射範囲を自動でコントロールするアダプティブドライビングビームを標準装備しています。

 新型ノアヴォクは、先進機能を付与し、機能向上した最新の「トヨタセーフティセンス」を搭載。

 プリクラッシュセーフティは、車両・歩行者・自転車運転者に自動二輪車(昼)を加え検知範囲を拡張したほか、トヨタ初となる交差点で交差する車両、自動二輪車も検知して衝突回避または被害を軽減します。

 さらに、プロアクティブドライビングアシストもトヨタ初採用。運転の状況に応じたリスクの先読みし、歩行者や自転車、駐車車両に近づきすぎないようにステアリング・ブレーキ操作をサポートしたり、先行車や前方のカーブに対して減速操作をサポートしてペダル踏みかえを減らします。

 加えて、高度運転支援技術「トヨタチームメイト」の新機能「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」、「アドバンストパーク(リモート機能付)」も搭載しました。

 価格(消費税込)は、新型ステップワゴンのハイブリッド車が338万2500円から384万6700円、ターボ車が299万8600円から365万3100円です。

 一方の新型ノアは、ハイブリッド車が305万円から389万円、ガソリン車が267万円から351万8000円、新型ヴォクシーはハイブリッド車が344万円から396万円、ガソリン車が309万円から358万8000円です。

 ガソリン車の新型ステップワゴン(エアー)および新型ノア(標準仕様)は200万円台からという価格帯のグレードも設定されました。

※ ※ ※

 新型ノアヴォクは2021年12月8日より先行予約が開始され、2022年2月中旬までに両車合わせて約7万台を受注するなど好調です。

 そして新型ステップワゴンも先行受注から多くの予約が入っているとされており、ミドルサイズミニバンの激戦が予想されます。

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