ホンダ新型「ステップワゴン」は“シンプル”で勝負! 人気のトヨタ新型「ノアヴォク」との違いはどこにある?
2022年1月にトヨタ「ノア/ヴォクシー」、5月にホンダ「ステップワゴン」がフルモデルチェンジしました。人気ミニバン3車種はどのような違いがあるのか、さまざまな点から比較してみます。
シンプルな新型ステップワゴンと堂々とした新型ノアヴォク
2022年はミニバンのフルモデルチェンジが相次いでおり、1月13日に発売されたトヨタ「ノア/ヴォクシー」(4代目)に続き、5月27日にホンダ新型「ステップワゴン」(6代目)が発売されました。
ミドルサイズの人気ミニバンであるこれら3モデルは、どのような違いがあるのでしょうか。
新型ステップワゴンは、「#素敵な暮らし」をグランドコンセプトに、ユーザーの生活スタイルに合わせて、暮らしを豊かにするアイテムとなることを目指して開発されました。
初代モデルのような箱型ミニバンに原点回帰し、クルマ全体でカタマリ感のあるボディによる安心感と、シンプルで誰にでも似合うような自由なフォルムを表現。
歴代モデルに設定されていた、力強く品格あるデザインの「スパーダ」に加え、新たにクリーンなデザインの「エアー」をラインナップし、ライフスタイルや暮らしのイメージによって選択することができます。
なお、スパーダをベースとし、質感の高い内外装や充実した機能を備えた「プレミアムライン」も設定されます。
新型ステップワゴンの内装は「家族のための大空間」を進化させ、国内ホンダ車史上最大の室内空間と、どの席でも快適に過ごせるリビングのような居住性を目指しました。
エアーは温かみのあるカラー、スパーダはダークトーンのカラーの内装色を採用。運転席だけでなく、2/3列目シートから見ても水平基調のデザインにすることで乗員の視野を安定させ、乗り物酔いを起こしにくい室内空間を取り入れました。
また、2列目シートは、前後のロングスライドや左右にもスライドできる構造を新たに採用。スパーダはキャプテンシート(7人乗り仕様)にオットマンも標準装備しました(スパーダプレミアムラインはシートヒーターも設定)。
また、3列目シートの着座位置を高くし、前方のシートやヘッドレストの形状を工夫してでも開放的な視界を実現したほか、シートクッションの厚みを増すことで快適な座り心地を実現しています。
ほかにも、大気中のPM2.5などの微小粒子物質を検知し、空調制御とフィルターの組み合わせで空気を浄化する空調システム「Clean Air(クリーン エアー)」を全タイプに標準装備し、クリーンな車内空調を提供します。
対する新型ノア/ヴォクシーは、みんなでやりたいことを詰め込んで出かけたくなる「より快適に」「より便利に」「より安心な」ミニバンとして誕生。
歴代モデルで追求してきた、室内空間の最大化と力強いハコ(箱)らしさを継承深化し、「堂々・躍動的な力強いハコ」スタイルを追求しました。
新型ノアのデザインは「堂々・モダン・上質」と「王道・アグレッシブ」をキーワードとし、標準仕様とカスタム仕様を用意。新型ヴォクシーは「先鋭・独創」をキーワードとしたカスタム仕様を設定します。
インテリアは、ブラックアウトしたスリムなフロントピラーや水平基調で低くワイドに構えたインストルメントパネルのほか、アシストグリップやエアコン吹き出し口など機能的に配列したルーフ周りによって、スッキリとした見晴らしの良い開放感のある空間を実現。
7人乗り仕様車の2列目シートにはキャプテンシートを採用し、オットマン機構とシートヒーターを装備しました。
また、シートを一旦横にスライドさせることなく、ストレート超ロングスライド(スライド量745mm)を実現しています。
乗降性にもこだわり、パワースライドドア装着車に「ユニバーサルステップ」(助手席側)を設定。
パワースライドドアの開閉時にドア下部からステップが展開・格納し、ステップ高を200mmとすることで、子供や高齢者でも乗り降りしやすい設計となっています。
さらに、ロングアシストグリップを左右のBピラーに標準装備しました。
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ファミリー層から支持を受けるミニバンだけに、多人数乗車でも快適な室内空間が求められています。
視界の広さやシートの座り心地、シートアレンジの多様性など、新型ステップワゴンも新型ノアヴォクも、さまざまな工夫が盛り込まれているようです。
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