日本はトヨタ「センチュリー」のリムジン仕様! 米国 「キャデラック」、ロシア「セナート」 世界の最強「VIPカー」とは

アメリカ大統領のジョー・バイデン氏が初来日したことにより、大統領専用車である通称「ビースト」が話題となっています。では、日本をはじめ世界各国の「VIP」が使用する専用車には、いったいどのようなものがあるのでしょうか。

世界各国のVIPカーとはどんなモデルが採用されているのか?

 2022年5月22日、アメリカ大統領のジョー・バイデン氏が大統領就任後はじめて来日しました。
 
 大統領や首相など、世界各国の「VIP」と呼ばれる人たちが来日した際に注目を浴びる要素のひとつとなるのが、移動するためのクルマです。
 
 VIPを乗せるクルマは、日本では「内閣総理大臣専用車」、海外では「大統領専用車」などと呼ばれますが、どのようなクルマとなっているのでしょうか。

日本はトヨタ「センチュリー」の最強仕様! ではアメリカやロシアは?
日本はトヨタ「センチュリー」の最強仕様! ではアメリカやロシアは?

 現在の内閣総理大臣専用車は、トヨタ「センチュリー」、またはレクサス「LS」などとなっており、これらを公務によって使い分けているようです。

 総理専用車は、防弾ガラスはもちろん、爆発物にも耐えられる装甲が施された防弾車仕様となっていますが、詳細は明らかにされていません。

 また、天皇、皇族が乗られるクルマにもセンチュリーやLSなどが用いられています。

 2019年11月10日におこなわれた「祝賀御礼の儀」では、天皇皇后両陛下が黒塗りのセンチュリー(オープン仕様)に乗られてパレードに参加される姿を見かけました。

 こうした両陛下が乗られているクルマは、「御料車(ごりょうしゃ)」と呼ばれており、特注車としてつくられた「センチュリーロイヤル」が使用されています。

 センチュリーロイヤルのボディサイズは、全長6155mm×全幅2050mm×全高1780mmで、全長は885mm延長の、ストレッチリムジン化されており、全幅は120mm拡大、全高は275mm高くすることで乗車中の両陛下のお顔が沿道からも見えやすくなっています。
 
 なお、前述のオープン仕様は、宮内庁のクルマではないため、すでに内閣府に返されているといいます。

 次に今回バイデン大統領の来日でも話題となったアメリカの大統領専用車は、GM社のGMCトップキック(シボレー・コディアック)のシャシにキャデラックのボディを載せたモデル(通称:ビースト)が知られています。

 アメリカ大統領専用車は、アメリカの自動車メーカーによる特注品となっており、装甲板や防弾ガラスなど、強力な防御装備を備えています。

 そんなビーストがアメリカ国内で移動する際には、アメリカ国旗と大統領旗が掲げられますが、国外での移動の際には、訪問国の国旗が掲げられます。

 今回の来日時にはアメリカ国旗と日本国旗が掲げられていました。

 なお、保安や警備上の観点から、このクルマに関する諸元については全く明かされておらず、全長や全高も機密事項となっています。

 なお、唯一見た目でわかるのは採用されているタイヤがグッドイヤー製ということです。

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