7年ぶり刷新のホンダ新型「ステップワゴン」正式発表! 299万円から 「クルマは脇役」掲げる訳は
ホンダは、2022年5月26日に新型「ステップワゴン」を発表、翌27日に発売します。どのようなミドルサイズミニバンに仕上がったのでしょうか。
時代が求める「安心」と「自由」を形にした新型ステップワゴン
ホンダは、6代目となる新型「ステップワゴン」を2022年5月26日に発表しました。翌27日に発売されます。
家族それぞれのライフスタイルを素敵に引き立てることを目指して開発されたといいますが、どのようなミドルサイズミニバンに仕上がったのでしょうか。
ステップワゴンは、1996年に初代モデルが誕生。5代目(2015年発売)は、ガソリン仕様のほかにステップワゴンとして初となるハイブリッド仕様も設定されました(2017年に追加)。
今回、7年ぶりとなるステップワゴンの全面刷新にあたり、ホンダは6代目のグランドコンセプトに「#素敵な暮らし」を掲げ、ユーザーの生活スタイルに合わせて、暮らしを豊かにするアイテムとなることを目指して開発したと説明します。
開発意図について、新型ステップワゴンの開発責任者 蟻坂篤史(ありさかあつし)氏は、次のようにコメントします。
「お客さまに話を聞くと、『家族といる時がいちばん安心できる』『子どもに安全な信頼できるモノを選びたい』といった、この時代を反映する声が多く聞かれます。
一方、共働きの家庭が増えたことなどによって、『子どもと過ごす時間をもっとつくりたい』『自分の時間も大切』など、自由や解放感を求める声も聞かれます。
私たちは、こうした子育て家族が求める『安心』と『自由』をカタチにしよう、と決意しました。家族にしてあげたいこと、そして自分のためにしたいこと、それらさまざまな目的に応え、暮らしをより豊かにできるアイテムをつくりたいと考えたのです。
あくまでも家族が主人公、クルマは暮らしの引き立て役に徹すること。シンプルでありながら余裕に満ちていて、運転しても座っていてもしっくり馴染む。
そんな、一人ひとりに心地よく、家族の新しい世界がどんどん広がる、“素敵な暮らし”をお届けできると確信しています」
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新型ステップワゴンはユーザーのライフスタイルや暮らしのイメージによって選択できる、「AIR(エアー)」と「SPADA(スパーダ)」というふたつのタイプを設定。
エアーは、外観・内装ともにクリーンでシンプルなデザインをテーマにまとめられたタイプで、外観は清潔感を強調したコーディネートを採用したほか、細いメッキモールをさりげなく配し、上質感も演出。内装は、明るく温かみのあるグレー内装と落ち着いたブラック内装から選択できます。
スパーダは「力強い存在感」「伸びやかなシルエット」「品格ある佇まい」がテーマで、精悍な印象のフロントグリルに加え、各種メタルパーツを配置したことで上質感や力強さを強調。
内装はダークトーンカラーでまとめられ、ルーフまでブラックとすることで統一感が表現されています。なお、スパーダは上級仕様として「プレミアムライン」も設定されました。
国内で販売されるホンダ車として最大となる室内空間の広さを実現したほか、水平基調な内装デザインで乗り物酔いしにくくするなど、さまざまな工夫が施されています。
また、家族の成長にも対応する多彩なシートアレンジを用意。2列目シートは、前後へのロングスライドだけでなく左右にもスライドできる構造で、乗る人が自由に居場所を選ぶことが可能となりました。
先進・快適装備として、10.2インチデジタルグラフィックメーターや空気を浄化する空調システム「クリーンエアー」、静電タッチセンサー式パワースライドドア(世界初採用)メモリー機能付きパワーテールゲート(ステップワゴン初採用)などを搭載。
パワーユニットは、2モーター式ハイブリッド「e:HEV」と1.5リッター直噴VTECターボエンジンの2種類が設定されます。
予防安全装備として、最新の「ホンダセンシング」を全車標準装備。ACCが全タイプで渋滞追従機能付きに進化したほか、後方誤発進抑制機能、近距離衝突軽減ブレーキ、オートハイビーム、トラフィックジャムアシストが追加されています。
新型ステップワゴンの価格(消費税込)は299万8600円から384万6700円です。
「車いす仕様車」「サイドリフトアップシート車」の2タイプから選べる福祉車両もスパーダに設定され、価格(消費税非課税)は339万6000円から383万円に設定されます。
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