歴代GT-R&激レア「NISMO 400R」登場!「GT-R祭り」が3年ぶり開催! 豪華ゲスト来場の米国発「R’s Day」とは

超激レアな「NISMO 400R」も登場した「R's Day」とはどんなイベント?

 R’s Dayは2016年にラグナ・セカで開催されたのが始まりです。

 以降2019年まで毎年開催されていましたが、コロナ禍にとって2年連続で中止となり、2022年5月に3年ぶりに開催されました。

 1952年に建設された全米で最も古い歴史を持つサーキット「ウィロースプリングス」には久しぶりの開催を待ちわびていたGT-Rオーナーやファン、チューナーたち300名以上が来場。

 トラックを走るために登録されたGT-Rはなんと80台。前回2019年が35台だったことを考えると2倍以上に増えています。

 コロナ禍の2020年春からの丸2年でGT-R人気が急騰したことも考えられます。トップランクUSA代表小菅ヤスカ氏は以下のように話します。

「2年間開催できなかったこともあって、R’s Dayに来場された皆さんからは『開催してくれてありがとう!』と感謝の言葉を多数いただきました。

 前回から参加台数が2倍以上に増えた理由は、やはりGT-Rそのものの人気が上昇していることにあると思います。

 アメリカのクルマ好きの間でGT-Rの知名度は非常に高いのですが、25年ルールで合法的に輸入できることを最近知ったという人もいます。

 日本製スポーツカーがアメリカで買えるようになったことを知って、所有することにそれほど興味がなかった人も関心を持つようになりました。

 ポルシェもいいけど、日本車もいいよね、そんな感覚で購買層が広がったことが、アメリカにおけるGT-R人気を支えて、今回のR’s Day参加台数を倍増させた理由のひとつだと思います。

R's Dayの2日目はR32/R33/R34、R35を含めて合計80台以上が集まった走行会が開催された(撮影:Hailey Magoon[@haileymagoon ])
R's Dayの2日目はR32/R33/R34、R35を含めて合計80台以上が集まった走行会が開催された(撮影:Hailey Magoon[@haileymagoon ])

 また、日本と米国でのGT-R人気について次のように話しています。

「1989年発売のR32は2014年に解禁になっていますが、1995年発売のR33は2020年に解禁となり、今、着々とアメリカに輸入される台数が増えています。

 日本ではボディが大きくなったこともあって、32や34ほどの人気はありませんでした。

 しかし、体の大きなアメリカ人にとっては、グランドツアラーとして長距離を快適に走れるGT-RとしてR33は日本よりも人気があると感じています。

 また、今回のR’s Dayには現在のところ米国にはわずか1台しか入っていないR33をベースとした『NISMO 400R』の参加もあり、非常に盛り上がりました」

※ ※ ※

 なお、R’s Dayにはマインズを中心とする日本のGT-Rレジェンドたちが総力を挙げて作り上げた「ビルドバイレジェンド」プロジェクトによるR32スカイラインGT-Rの1号車も展示。

 1台4000万円というスーパーカー並みの価格に見合う強いオーラを放って会場の注目を集めていました。

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Writer: 加藤久美子

山口県生まれ。学生時代は某トヨタディーラーで納車引取のバイトに明け暮れ運転技術と洗車技術を磨く。日刊自動車新聞社に入社後は自動車年鑑、輸入車ガイドブックなどの編集に携わる。その後フリーランスへ。公認チャイルドシート指導員として、車と子供の安全に関する啓発活動も行う。

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