衝撃のデザイン! ヤマハが「フェラーリF40」を作った!? SNSで話題のヤマハ「アミ」ってナニ? 幻の激レアモデルとは

ダイハツ「オプティ」をベースにしたフェラーリ「F40」のようなクルマがTwitter上で話題になっています。その名をヤマハ「ami」といいますが、どのようなクルマなのでしょうか。

オプティベースのフェラーリ!? その正体とは?

 2022年5月15日、Twitter上で「オプティベースのF40が街中で走行している」という内容が投稿され、プチ盛り上がりを見せていました。
 
 このクルマの正体は一体なんなのでしょうか。

な、なんですかこれは? フェラーリ「F40」みたいな「ami(アミ)」ってどんなクルマ?(画像:ヤマハ)
な、なんですかこれは? フェラーリ「F40」みたいな「ami(アミ)」ってどんなクルマ?(画像:ヤマハ)

 とあるツイートが2000件を超えるリツイートに1万件近いいいねがつくなどプチ盛り上がりを見せています。

 そのツイートとは「たゃ(@syoooo_111)」さんが2022年5月15日に投稿した「オプティベースのF40が街中で走行している」というもの。

 この投稿に対するリプライには「可愛い!」「自分も見ました!」「チョロQやん」というような声が多く見られ、街中で異様な存在感を放つクルマに、多くの人が驚きと隠せない様子が見て取れます。

 しかもこのクルマ、物好きなマニアが自主的に制作したものかと思いきや、実はある企業によって販売された「公式」の1台というから驚きです。

 このクルマの正体は、1997年にヤマハ発動機の関連会社である「ワイ・エム・モービルメイツ」が600台限定で発売した「ami(アミ)」というクルマです。

 ダイハツ「オプティ」の初代モデルをベースに、バブル期の日本で圧倒的な人気を誇っていたフェラーリの「F40」をモチーフにしたエクステリアが特徴的ですが、そのデフォルメされたデザインは、まさしく実物大「チョロQ」というべきもの。

 そんなamiのコンセプトは「見た人が振り向かずにはいられない。乗っている人が、見た人が楽しく幸せになれるクルマ」というものです。

 今回のツイッター上での反応を見ると、まさにそのコンセプトのとおり、多くの人の興味をそそるクルマとなっています。

 一方、エンジンは初代オプティと同様のEF-KL型3気筒エンジンです。排気量は660ccで、最高出力は本家F40の10分の1以下の42psとなっています。

 また、足回りや車室、フロントウィンドウなどの基本的な装備やパーツは、オプティを引き継いでいます。

 しかし、何と言っても目を引くのは、ひときわインパクトのあるリアウィングでしょう。

 ダウンフォースを生むという本来の役割をどの程度果たしているのかは定かではありませんが、コンパクトなボディに対して存在感のあるリアウィングが、amiの大きな特徴となっていることは間違いありません。

  グレードは「T1」、「T2」、「T3」の3つのグレードが展開されており、価格は約215万円から254万円と、軽自動車であることを考えるとそこそこのお値段設定です。

 しかも、amiの購入方法は、音楽ライブやスポーツなどさまざまなチケットを販売している「チケットぴあ」を通した通信販売のみとなっており、当時のクルマの購入方法としては、非常に斬新でした。

 ただ、見た目のインパクトこそバツグンだったものの、その価格設定や販売方法の珍しさから実際に販売されたのはごくわずかだったようです。

 一説によると、amiの販売台数は3台だったいうまさに幻のクルマであり、街中で見かけた際にはとてもラッキーでしょう。

 ※ ※ ※

 amiは女性をターゲットにしたモデルだったといいます。

 ベースモデルとなる初代オプティは「超・ラブリー」というコンセプトのとおり、丸みを強調したキュートなデザインから、女性人気が高いモデルだったことから、amiのベースとなったのは必然だったのかもしれません。

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【画像】なんじゃこりゃ!? フェラーリ「F40」みたいな軽自動車…スゴいクルマが目撃された!その正体とホンモノを見る!(11枚)

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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