なぜ「電源」隠れてる? マツダ「ロードスター」に実はある「アクセサリーソケット」の場所とは
クルマの「アクセサリーソケット(電源ソケット)」は、一般的には運転席や助手席から手の届きやすいところに設置されていますが、マツダ「ロードスター」ではちょっと変わった位置にあるようです。
こんなところにある!?ロードスターのアクセサリーソケット
クルマから電源を取り出すことのできる「アクセサリーソケット(電源ソケット)」は、スマートフォンやタブレットなどへの充電や、カーナビやドライブレコーダーへの給電など、現代のクルマには必要不可欠の装備です。
一般的には運転席や助手席から手の届きやすいところに設置されていますが、マツダ「ロードスター」ではちょっと変わった位置にあるようです。
かつてはアクセサリーソケットは「シガーソケット」と呼ばれ、タバコに火を付けるための装備として知られていましたが、近年ではおもに電源供給用のソケットとしての役割が強くなっています。
そんなアクセサリーソケットですが、インパネ部やセンターコンソール上などに設置されていることがほとんどです。
アクセサリーソケットは、その名の通り、充電器などの車載用品(アクセサリー)を挿入して利用するためのものであるため、その設置場所は必然的に運転席からも助手席からも利用しやすい位置になることが一般的です。
一方、日本を代表するライトウェイトスポーツカーであるマツダ「ロードスター(ND型)」には、一見してアクセサリーソケットが備わっているようには見えません。
実際には、助手席の足元上部(インパネ部の裏側)に隠されるように設置されていますが、潜り込むようにしないと見えないような場所となっているため、オーナーでも気が付かない人もいるようです。
機能としては、一般的なアクセサリーソケットと同様DC12Vでの給電が可能ですが、なぜロードスターではアクセサリーソケットがこのような位置に設置されているのでしょうか。
マツダの広報担当者は、次のように説明します。
「ライトウェイトスポーツカーであるロードスターのレイアウトは非常にシビアで、工夫を凝らさなければいけません。
そのため、インパネ部にはスペースの余裕がほとんどなく、結果としてインパネ部の裏側という、通常ではあまり見られない位置にアクセサリーソケットが設置されることとなりました」
※ ※ ※
ロードスターのインパネ部には、エアコンなどの各種スイッチやふたつのUSBソケットなどが備わっています。
ただ、一般的なクルマに比べて、インパネ部とシフトレバーやサイドブレーキまでの距離が短く、アクセサリーソケットを利用すると運転操作に支障が出てしまう可能性もあります。
こうした理由から、ロードスターのアクセサリーソケットはあまり一般的ではない位置に設置されているようですが、前出の担当者は「通常は見えないことやハーネスが短くて済むことなどから、デザイン的にも軽量化にも最適な位置となっている考えています」と話します。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。