格安中古車は年式に注意! 13年超の車は税金が高くなる!? 重課されない中古車選びのコツとは
ハイブリッド車は自動車税重課の対象外!?
税金などの経済的な負担を考慮した中古車のお得な買い方について、千葉県の中古車販売店のY店長に話を聞いてみました。
「中古車は車両の状態と価格のバランスを考えて好みの車種を探す楽しみがありますが、劣化や故障のリスクも踏まえた『現状優先』です。
一概にはいえないのですが、国産車・輸入車ともに年式が1年古くなるごとに、販売価格が10万円から15万円は下がる傾向にあります。
もちろん人気車によっては値下がり幅も違ってきますし、完全にプレミア価格となっているネオクラシックなどもありますが、税金の重課分以上に価格差がある古い高級車ほど買い得感はあると思います」
古い高級車はお買い得ではあるものの、Y店長が指摘する通り、古くなるほどに劣化が進み故障のリスクも増えます。なかでも内装の経年劣化はどんなに丁寧に乗っていても出てきてしまうものです。
「とくに内装で使われている合皮や樹脂パーツは経年とともに表面が劣化し、ひび割れたりベタつきが発生することが多いです。
そのため、10年以上経過した中古車を選ぶ場合は、慎重かつ車両の状態をしっかり見極める必要があります」(中古車店 Y店長)
経年劣化だけでなく、高年式の車両でも走行距離が伸びることで劣化するパーツがあり、その点は注意が必要です。
「古い中古車を購入する際は、年式と走行距離、価格のバランスを吟味するだけでなく、購入してから何年乗るかを考えるのが良いと思います。
税金の重課を避けたいというのであれば、5年から10年程度前の年式のクルマを中心に探し、古くても(重課されても)乗りたい車種であれば状態を優先し、下取りも考慮したいなら現行モデルの人気車種を選ぶといった具合です」(中古車店 Y店長)
とくに最近はハイブリッド車の中古車も普通に出回るようになったこともあり、搭載されるバッテリーの経年なども考慮する必要があるといいます。
「ハイブリッド車でも、トヨタ『プリウス』『アクア』などはすでに10年落ち以上の古い中古車も格安で販売されています。
バッテリーの劣化具合が気になりますが、ハイブリッド車は自動車税重課の対象外となっており、古いモデルでもお買い得だといえます」(中古車店 Y店長)
もうひとつ注意したいのは、新規登録から13年経過すると自動車税だけでなく重量税も重課されることです(18年を経過するとさらに重課される)。その辺りも考慮して車種選びすることも大切でしょう。
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ガソリン価格の高騰もあり、自動車保有者にとっては維持費が重くのしかかります。
そういう意味では、燃費が良く、登録から13年経っても重課されない中古のハイブリッド車は、バッテリーの交換が必要なければもっともお買い得な中古車といえそうです。
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