中国から撤退!? ホンダ高級ブランド「アキュラ」23年以降既存車の販売終了! 復活は「NSX」か

将来復活の可能性もゼロではない?

 一方、ホンダによる発表はあくまで「既存商品の生産・販売終了」であり、今後のアキュラブランド復活の可能性を閉ざすものではないという指摘もあります。

 前述の通り、ホンダは電動化にもっとも熱心な自動車メーカーのひとつであり、それが中国市場と好相性であることはいうまでもありません。

 ホンダは、2022年4月12日に電動車を中心とした次世代戦略を発表しましたが、そのなかで中国におけるEV生産拠点の拡充や現地バッテリーメーカーであるCATLとの連携強化、そして2027年までに10車種の新型EVの投入があらためて確認されました。

 ホンダは中国市場において、e:NPという新しい電動化ブランドを2022年3月29日に立ち上げており、新型EVのほとんどはe:NPブランドのなかで展開されるものと考えられます。

 ただ、前述の次世代戦略のなかには、ふたつのEVスポーツカーがグローバル展開されることも明らかになっています。

ホンダが投入を名言したスペシャリティとフラッグシップというふたつのスポーツモデル
ホンダが投入を名言したスペシャリティとフラッグシップというふたつのスポーツモデル

 なかでも、そのうちのひとつは「フラッグシップ」と紹介されており、ホンダのフラッグシップスポーツカーである「NSX」を彷彿とさせるボディラインを持っていることが判明しています。

 北米におけるNSXは、いずれもアキュラブランドのフラッグシップスポーツカーとして販売されていることから、もしEVのフラッグシップスポーツカーが登場するのであれば、それにはアキュラのエンブレムが与えられるのでは、と予測する人もいるようです。

※ ※ ※

 プレミアムブランドは一朝一夕に成り立つものではありません。

 中国市場では必ずしも良いイメージばかりではなかったアキュラですが、北米では絶大な支持を集める人気ブランドであることは変わりません。

 電動化ブランドとして生まれ変わったアキュラが、世界最大の自動車販売市場である中国に復帰することがあるのか、今後の動向に注目です。

ホンダ・NSX のカタログ情報を見る

【画像】アキュラ復活の鍵は次期「NSX」なのか? 新たに登場する2台はどんなモデル?(44枚)

参加無料!Amazonギフト券贈呈 自動車DXサミット BYD登壇 最新事例を紹介(外部リンク)

画像ギャラリー

Writer: PeacockBlue K.K. 瓜生洋明

自動車系インターネット・メディア、大手IT企業、外資系出版社を経て、2017年にPeacock Blue K.K./株式会社ピーコックブルーを創業。グローバルな視点にもとづくビジネスコラムから人文科学の知識を活かしたオリジナルコラムまで、その守備範囲は多岐にわたる。

1 2

実績500万人超!お得に車売却(外部リンク)

新車不足で人気沸騰!欲しい車を中古車で探す

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る

【2025年最新】自動車保険満足度ランキング

最新記事

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー