ランボルギーニ「ウラカン・テクニカ」世界初公開! 後輪駆動で最高時速325kmを誇るスーパーカー

これが「ベビー・ランボ」と呼ばれるランボルギーニ「ウラカン」シリーズ最後のモデルになるかもしれません。ウラカン・エボRWDとウラカンSTOの間を埋める、640馬力のV10エンジン搭載の「ウラカン・テクニカ」が初公開されました。

ウラカンSTOと同じ640馬力仕様の5.2リッターV10エンジン搭載

 伊アウトモビリ・ランボルギーニは2022年4月12日、スーパーカー「Huracan(ウラカン)」の最新モデル「Huracan Tecnica(ウラカン・テクニカ)」を発表しました。現在開催されているニューヨーク国際オートショーの会場に展示しています。

ランボルギーニ・ウラカンの最新モデル「ウラカン・テクニカ」
ランボルギーニ・ウラカンの最新モデル「ウラカン・テクニカ」

 ウラカン・テクニカは、レーシングモデルの血を引くロードカー「ウラカンSTO」のエンジンと同じ、640馬力の最高出力と565Nmの最大トルクを発生する5.2リッターV型10気筒エンジンを搭載するモデルです。

 ウラカン・テクニカには後輪駆動にダイレクトなステアリングレシオとトルクベクタリングを備える「リアホイール・ステアリング」を組み込んだほか、テクニカのために変更が加えられたP-TCS(パフォーマンス・トラクション・コントロールシステム)と特別なサスペンションのセットアップを組みこんでいます。

 また「STRADA」「SPORT」「CORSA」という3つのドライブモードに応じて、さまざまな動的なシステムが調整されます。

 ウラカン・テクニカはデザインを見直し、軽量のカーボンファイバー製ボンネットも採用しています。全幅や全高は同じですが、全長はウラカン・エボよりも61mm長く、視覚的により低く幅広くデザインされています。

 リアには固定式リアウイングを採用。ウラカン・エボRWDと比較した場合、リアのダウンフォースは35%増加し、空力は20%の低減を実現しているといいます。これにより、空力バランスの向上に加え、ブレーキ時やコーナリングでの安定性を確保しています。またアンダーボディにも新型のエアロディフレクターを採用し、空力効率の向上を図っています。

 ウラカン・テクニカのボディサイズは全長4567mm×全幅1933mm×全高1165mm、ホイールベースは2620mm。 乾燥重量は1379kgで、パワーウエイトレシオは2.15kg/hpを達成しています。

 標準装着のアルミホイールは、ウラカン・エボRWDの前245/35ZR19、後305/35ZR19に対して、前245/30ZR20、後305/30ZR20と、1インチサイズアップしています。

 搭載するエンジンは排気量5204ccの90度角V型10気筒自然吸気で、組み合わされるトランスミッションは7速LDF(DCT)。後輪を駆動します。

 ウラカン・テクニカは最高速度325km/h、0−100km/h加速は3.2秒、0−200km/h加速は9.1秒というパフォーマンスを誇ります。

 ランボルギーニの会長兼CEO、ステファン・ヴィンケルマン氏は、「ウラカン・テクニカはランボルギーニのデザイン性と技術力を凝縮し、サーキットを走るときも街中を走るときもファン・トゥ・ドライブを実現しています。ドライバーがクルマと路面に強いつながりを感じられるよう開発され、ポテンシャルを余すことなく使うべく、あらゆる走行モードや環境下において、使いやすさも追求しました。

 ヴァーチャルエクスペリエンスの時代に、ピュアな技術と身体感覚へのオマージュとなる一台です。そして、このテクニカの登場でウラカンのラインナップが完成しました。ウラカン・エボRWDとサーキットに特化したウラカンSTOの間を埋め、テクノロジーやパフォーマンスを劇的に進化したデザインで完璧に表現しています」とコメントしています。

※ ※ ※

 ランボルギーニ・ウラカンは2014年のジュネーブショーでデビューしたモデルで、「Gallardo(ガヤルド)」の後継モデルです。

 このウラカン・テクニカが、ウラカンシリーズ最後のモデルだといわれています。

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