なぜキャンプ場で「車中泊」増加? 醍醐味のテント泊しないワケは? 手軽さだけじゃない理由とは
最近ではキャンプ需要が高まっています。そうしたなかで、テントではなく車中泊をする人も少なくないようですが、その理由は一体なんなのでしょうか。
キャンプなのにテントなし!?その理由は一体…?
ここ数年、アウトドアの需要が高騰し、自動車や飲料水のCMでキャンプがテーマになっていたり、100円ショップやスポーツ用品店、電化製品店でもキャンプグッズが売られていたりと、多くの人にとってキャンプが身近な存在になりつつあります。
そんなキャンプの醍醐味といえばテント泊といえますが、焚き火やキャンプファイヤーを楽しんだ後に車中泊をするキャンパーもいるようです。

最近、流行りのキャンプスタイルとして「ソロキャンプ(ソロキャン)」というものがあります。
よくソロキャンプに行くY氏は、「 大自然のなかでひとり、日々のしがらみから解き放たれた開放感を味わうことができたり、昼間からの飲酒やキャンプ飯を作ったり、ソロキャンプには非日常的な楽しさがあります」と話しており、SNSを見ても同様の理由からソロキャンプにハマる人が少なくないようです。
またソロキャンユーザーにおいては、最近キャンプを楽しむユーザーが増えたことで、「ソロキャンプ特有の孤独感」が薄れつつあるといい、さらなる孤独感を求め「山奥までガンガン進める」という理由からジムニーなどのクロカンを購入する人もいるようです。
一方で友達やファミリーで楽しむ人達でもあえてキャンプで車中泊をする人も増加傾向にあるといいます。
ファミリーキャンプを楽しむA氏は「コロナ禍になったことで密を避ける意味もあり、キャンプを始めてみました。ただ、テント設営などは慣れないと大変なことや、車中泊であれば寝るときは快適なこともあり、キャンプ場でも寝るときは車中泊をしています」と話しています。
このような状況について、中古車販売の担当者は次のように話しています。
「最近では、キャンプや車中泊をしたいという人は確かに増えています。
実際にSUVのRAV4やランクルプラド、CX-8、ミニバンのシエンタやフリード、デリカD:5などが人気です」
キャンプ場における車中泊について、山梨県に位置するキャンプ場の管理人は以下のように話します。
「最近は、テントを張らずにタープだけを設営して、焚き火や料理までは外で楽しまれたあと、消灯したら車内で就寝される人も少なくありません。
また、SUVなどの乗用車だけではなく、レンタルのキャンピングカーで来られるお客さまも増えています」
テントの設営は労力のかかる作業です。そのテントのなかで快適に就寝するとなると、それなりの装備も必要になってくるといえます。
「比較的設営の簡単なタープで焚き火や火を使って作るキャンプ飯を楽しんだあとに車内で眠るのが、手軽にキャンプを楽しみたい人にとって1番効率が良い方法となっているのでしょう」(前出のキャンプ場管理人)
※ ※ ※
また、最近ではレンタカーサービスのひとつとしてクルマだけではなくアウトドアやキャンプの道具をセットにしているものもあります。
このように、かつてはテント泊が定番の楽しみ方でしたが、最近ではキャンプでも車中泊をするという需要が高まっているようです。





























































