なぜ「原付きナンバー」にガンダム採用? 「住民が羨ましい!」 クルマよりデザイン豊富な理由とは
可愛すぎる原付きナンバー!どんな種類がある?
実際に原付きのナンバーを見てみると、そもそも形が長方形ではなかったり、アニメのキャラクターがデザインされていたりと、かなりバラエティが豊かです。
SNSのコメントで見られた、岡山県倉敷市のナンバーでは、形は長方形ではあるものの、デザインはジーンズ(デニム)がモチーフのものとされており、まるでデニムパンツのポケットのようになっています。
倉敷市では、「国産ジーンズ発祥の地にちなみ、全面にジーンズの柄を採用。ステッチでアクセントをつけ、ジーンズのパッチ部分に市名を配置し、タブ部分に現在の倉敷市域の地形と50周年となる2017年の数字を配したデザインとなっています。
オリジナルビスを採用しリベットをイメージさせるものになっており、かなりこだわり抜かれたデザインになっていることがわかります。
また、鹿児島県奄美市のデザインは、市内の自然をイメージしたものとなっており、在来種であるヘゴやアダンの木をモチーフに、プレートの形も木の葉にそって湾曲したもので、地域住民からの意見によって決められており、地元ユーザーの想いが反映されたものとなっています。
愛媛県道後市のナンバーでは、同市を舞台とした司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」から、雲のようにモクモクとした形状のプレートを採用したり、地域の特性を生かしたプレートばかりです。
そのほか、神奈川県小田原市では「小田原ふるさと大使」に就任された富野由悠季さんの代表作「機動戦士ガンダム」と小田原城がデザインされたものが2022年1月20日から交付されており、小田原市のPRと交通安全の啓発を目的に展開されています。
このように各自治体によってデザインの選定方法は異なりますが、奄美市のように住民から意見を集めたり、デザインを募集したりしているケースも少なくありません。
なかには、高校や大学の一環として、生徒がデザインしたもののなかから採用した地域もあり、原付きナンバーは、地域住民に寄り添ったデザインとなっているといえます。
なお、クルマの図柄入りナンバーも規定はあるものの、地域住民から意見を集めてデザインされたり、地域のゆるキャラを模したデザインになっていたりすることがあります。
例えば、熊本県では、ご当地ゆるきゃら「くまモン」がデザインされたナンバープレートを発行しています。2020年12月時点で2万件を超える申し込みがあり、多くの人に普及していることがわかります。
また、愛媛県でもご当地ゆるキャラ「みきゃん」を採用したデザインのナンバーを発行しており、2020年時点で、図柄入りナンバーのなかで第3位の申込件数を記録しています。
あんまりナンバープレートらしからぬ物は逆に付けたくないというか。ジーンズ柄のやつとか認めたら勝手に装飾・自作されても分からなくなるのでは?。ここまで来ると、もはやカオス状態ですね。
ナンバーの視認性が悪くなるようなものって逆に警察が困るのでは?。