「ヤバすぎる…」歴代ハチロクが超接近ドリフトで爆走! 目が離せない映像が公開された! FRの醍醐味が詰め込まれた新CMとは

なぜ歴代ハチロクが起用された?その理由とは

 CM撮影の裏側といえば、知ることでさらにこのCMを楽しめるいくつかの情報をお伝えしましょう。

 まずは「どうして歴代の86が登場するのか?」ということ。

 新型車のCMであれば、対象となる最新モデルだけを登場させるのが一般的。しかしこのCMは最新の「GR86」のほか、大先輩であるAE86型の「スプリンタートレノ」、そして先代にあたる「86」も登場し、3台でドリフトを決めるのが印象的です。

夜の富士スピードウェイを貸し切って撮影された「GR86」の新TVCM [THE FR]
夜の富士スピードウェイを貸し切って撮影された「GR86」の新TVCM [THE FR]

 TGRによると、その理由は「86カルチャーの継承」とのこと。

「AE86が存在したから86が世に送り出され、その後継としてGR86がデビューしました。そういったヒストリーがバックボーンにあり、GR86にも走りのこだわりがしっかりと受け継がれていることを表現したかった」といいます。

 また、昼間ではなく夜のサーキットを舞台としているのも気になるところです。

「その理由はふたつあります。ひとつは、3台の“86”の動きにしっかりと焦点を当てること。背景を暗くしてクルマを浮かび上がらせることで、見る人がドリフトや細かい挙動にしっかりと注目する映像を狙いました。」

「もうひとつは、見るからにサーキットという画にはしたくないと考えたからです。いかにもサーキットだと特別な世界に見えてしまうので、そうならないようにプランを練りました。」とGRは説明します。

 ドリフトしている理由は、言うまでもないですよね。もっともFRらしい走りを表現する走りだからに他なりません。

 ところで、舞台となったサーキットはどこなのかわかりましたか?

 実は、ここは富士スピードウェイ。しかし、最終コーナーからスタートして通常とは逆方向に走っているので、言われてはじめて気が付いた人も多いかもしれませんね。

 GR86を運転しているのは、開発ドライバーも務めたレーシングドライバーの佐々木雅弘選手。

「今回は3台のクルマのドライバー同士で呼吸を揃えるだけでなく、ドローンとも息をぴったりあわせる必要もあったのが難いところでした。

 でも、その甲斐あって迫力満点の映像と感じてもらえるのではないでしょうか。GR86やトヨタ86はもちろんですが、AE86だってここまで走れることも伝わるといいですね。」と言います。

※ ※ ※

 3台の「ハチロク」と高速ドローンが産み出す一刻も目が離せないTVCMは、4月15日から放映開始されています。

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