申込5000件超! 「オロチデザイン」で人気上昇な ”出雲ナンバー” 「かっこいい」と好評

2018年から導入が開始されている「地方版図柄入りナンバープレート」。これは各地域を盛り上げるために発行されているものですが、ある地域が人気を高めているといいます。

「オロチデザイン」で人気博す”出雲ナンバー”

 クルマに取り付けられているナンバープレートには、自家用や事業用などで瞬時に判断できるよう色分けがされています。

 最近では、地方ごとの図柄が描かれたナンバープレート(地方版図柄入りナンバープレート、以下地方版図柄ナンバー)が登場しており、これは地域振興・観光振興を目的として、自動車を使用する本拠の自治体が選定し発行されています。

 地域によってご当地ならではの特産品や風景が描かれるなどの特性があり、なかでも人気を高めているナンバーがあるようです。

「かっこいい!」オロチデザインの出雲ナンバー人気上昇! 画像提供:出雲市役所(協力:株式会社フェニックス)
「かっこいい!」オロチデザインの出雲ナンバー人気上昇! 画像提供:出雲市役所(協力:株式会社フェニックス)

 地方版図柄ナンバーは、2018年10月に第1弾として41地域が導入され、当時「くまもん」や「広島カープ」などとコラボした図柄が話題になりました。

 2020年5月には第2弾が導入され、梨とアンデルセン公園を表現した「船橋」(千葉県船橋市)や、上杉謙信と桜を表現した「上越」(新潟県糸魚川市等)など17地域が対象となっています。

 なかでも、島根県出雲市などが対象の「出雲ナンバー」が人気を高めているようです。

 出雲ナンバーは、出雲市と奥出雲町、飯南町の1市2町での取り組みで、ナンバーにはヤマタノオロチがモチーフとなり、パステルカラーで虹のように描かれたデザインになっています(寄付金なしの場合はモノトーン仕様)。

 この出雲ナンバーは5年間で3000件という目標値を大きく超え、2022年3月末時点で5054件の申込みがあったといいます。これについて、出雲市役所の担当者は以下のように話します。

「おかげさまで1年足らずで目標の申込件数を大きく超えました。

 デザインについては、『かわいい』など肯定的な意見が多数寄せられています。

 またカラーデザインも支持を得ていますが、モノトーンデザインも伸びが良いと聞いています」

 また出雲ナンバーについて、前出の担当者は以下のように話します。

「島根県は神話の国とも呼ばれており、出雲ナンバーのデザインは島根県に流れる斐伊川(ひいかわ)のヤマタノオロチにまつわる伝説をモチーフとしています。

 今後も出雲ナンバーが全国を走ってその名が広まっていけば良いなと思います」

 SNSでも、「出雲ナンバー好き!」「コロナ禍が開けたら東北や都内を出雲ナンバーで出かけたい」「出雲ナンバーかっこいい」「モノクロもかっこいいな」「ミツオカ『オロチ』につけるしかない」など好評を得ているようです。

 出雲ナンバーは第2弾として導入された17地域のなかで3位にランクインしており、2位には朱雀(すじゃく)をモチーフにした「飛鳥」(奈良県橿原市等)、1位は松戸の風景をモチーフにした「松戸」(千葉県松戸市)となっています。

●地方版図柄ナンバー第2弾 申込件数トップ3(2022年3月末時点 提供:国土交通省)
1.松戸:6691件
2.飛鳥:6232件
3.出雲:5054件

【画像】オロチデザインの「出雲ナンバー」×光岡「オロチ」この組み合わせカッコ良すぎ! 実車を画像で見る(11枚)

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