いざとなったら車中泊も可! 人気の「キャンプ」に車は不可欠!? 愛好家に聞く「オートキャンプ」の楽しみ方

オートキャンプの魅力や楽しみ方は?

 通常のオートキャンプ場は、駐車したクルマとテントが設営できる1区画を宿泊したい日数に合わせて料金を支払うシステムです。あとは共同の炊事場やトイレなどが設置されており、テント内か車内で宿泊するスタイルが基本になります。

 実際にキャンプを楽しんでいるユーザーは、オートキャンプのどのあたりに魅力を感じるのでしょうか。

 年に数回は家族とともにキャンプを楽しむという東京都にお住まいのTさん(50代・男性)に話を聞いてみました。

オートキャンプ
オートキャンプ

「キャンプの基本は、極論ですが『不便さを楽しむ』ことにあります。

 ホテルや民宿に泊まれば寝る場所は確保されていますし、食事も用意されています。

 そこをあえて自分たちでテントを設営し、食事も作ることから始めることによって、食事のありがたさや普段の生活の便利さをあらためて知ることも経験になるのが魅力だと思います」

 実際、豪華なテントなどが設営されて手軽にキャンプ気分が楽しめる「グランピング」は新しいスタイルとして注目されていますが、「興味がある」という人は27.9%しかおらず、「興味がない」は60.8%となっています(日本オートキャンプ協会調べ)。

 このあたりにも「自分たちですべてを準備する」ことがキャンプの醍醐味なのがよくわかる数字です。

 そんななかでも、Tさんいわく「料理」はキャンプでのメインイベントだといいます。普段作らない料理をアウトドアな環境で作る楽しさがあるのだそうです。

「しかし調理器具やコンロ、鍋などは大きく重量も嵩張ります。テントの脇に荷物を積載したクルマを置ければ、移動も少なくて済み時間も有効に使えます」(キャンプ愛好家 Tさん)

 また、テントを設営するにせよ車中泊するにせよ、欲しい装備が「タープ」です。手軽に設置でき日差しや雨風を防いでくれる人気グッズですが、クルマがテントのそばにあるとさらに設置しやすいそうです。

 確かに現在のキャンプでは、タープの下に低めのテーブルやチェアを設置し(「ロースタイル」と呼ばれています)、食事や会話などを楽しむのが主流になっています。

「キャンプではテントや車内は寝るところで、リビングが外だと考えればわかりやすいと思います。

 そのリビングを快適に過ごす空間にしやすいということも、オートキャンプが人気になっている理由のひとつだと思います」(キャンプ愛好家 Tさん)

 あとは自分でキャンプ用具を揃えるというのも、モノ好きにとっては魅力のひとつ。そのためにも多くのグッズを運べるクルマは、いまどきのキャンプにとって欠かせない相棒なのかもしれません。

 またTさんがキャンプに出かける目的のひとつがカヤックです。アウトドアスポーツやレジャーは道具が大きく、その点からもクルマは欠かせない存在。

 Tさんも愛車のミニ「クロスカントリー」にキャリアやルーフボックスを設置し、カヤックやキャンプ用具を大量に積み込んで出かけています。

 やはりこういったアウトドアの趣味を楽しめるのもクルマがあってこそだといえます。

「不便さを楽しむとはいいましたが、体力を必要以上に使うこととは違います。

 キャンプを楽しむにはクルマも道具のひとつとして活用しますが、初めての人はまずはバンガローやコテージを借りてクルマで出かけるところから始めてみても良いと思います」(キャンプ愛好家 Tさん)

※ ※ ※

 最近では1人で気軽に楽しむ「ソロキャンプ」の人気が高まっており、おひとりさまに最適な軽キャンピングカーや軽自動車用タープなどグッズも豊富です。

 道具を一式揃えなくても楽しめる環境も整備され、オートキャンプ人気は当分続きそうです。

【画像】クルマにキャンプ道具を上手に積む方法は?「まあまあ(70点)」の積み方と「100点」の積み方の違い(23枚)

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