スマート「#1」世界初公開! EV専業ブランドになった新生スマート第1弾はSUV型EVで登場

20世紀の終わりに2人乗りのマイクロカー「フォーツー」が誕生、一斉を風靡したsmart(スマート)ですが、2022年4月、EV専業ブランドとして生まれ変わった新生スマートから「#1」が世界初公開されました。

メルセデス・ベンツとジーリーの合弁会社となった第1弾は全長4270mmのSUV型EV

 独スマートヨーロッパGmbHは2022年4月7日、「smart #1(スマート#1)」を世界初公開しました。

2022年4月7日に世界初公開された新型スマート「#1」
2022年4月7日に世界初公開された新型スマート「#1」

 スマート#1は、電気自動車(EV)専業ブランドとして生まれ変わったスマートのEV第1弾として登場しました。

 スマートがメルセデス・ベンツと吉利汽車(ジーリー、中国)との新しい合弁会社となって最初のモデルで、「将来のアーバンモビリティに最適なソリューションを探求し、強力なブランド体験をともに創造する」というブランドのビジョンを反映しているといいます。

 スタイリングはSUVタイプとなっており、ボディサイズは全長4270mm×全幅1822mm×全高1636mm、ホイールベース2750mmと、Bセグメント・コンパクトSUVカテゴリーに属します。

 荷室は通常時273リッター、最大411リッターの容量を持っています。またフロントボンネット下にも15リッターのスペースを持っています。

 200kW(272馬力)・343Nmを発生するモーターを搭載、後輪を駆動します。最高速度は180km/hとハイパフォーマンスとなっています。また66kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載、最大航続距離(WLTP)は420kmから440kmです。

 登場したグレードは発売記念の「ローンチエディション」と「プレミアム」の2種類。インテリアは12.8インチのタッチスクリーンが目を引きます。

 デザインはエレガントで、メルセデス・ベンツの高品質を継承。エアロダイナミクスにも優れ、Cd値は0.23を実現しています。

 メルセデス・ベンツAGのチーフデザインオフィサーであるゴードン・ワグナー氏は「新型スマート#1は、スマートブランド再開を意味し、新しいデザインDNAを持っています。それは、成長し、クールで、スマートなソリューションで美しさを体現しています。新しく、新鮮で、魅惑的です。新型スマート#1は、スマートが主要なデザインブランドになる可能性を秘めています」とコメントします。

 スマート#1は2022年後半から生産を開始、2023年には中国および欧州で発売される見込みです。価格はまだ発表されていません。
 
 ※ ※ ※

 スマートは、スイスの時計メーカーの「swatch(スウォッチ)」社とダイムラー・ベンツ(当時)が合弁で1994年に設立したMMCがつくった自動車ブランドです。1998年に2人乗りマイクロコンパクトカー「フォーツー」が製造されました。

 その後、スマートの事業はダイムラー・クライスラー(当時)に移行。社名も「smart」社に変わりました。フォーツークーペ/フォーツーカブリオのほか4人乗りの「フォーフォー」、コンパクトスポーツモデル「スマートロードスター」などが発売されました。

 2014年には第3世代へと移行。このモデルはルノーと共同開発され、「トゥインゴ」と同じプラットフォームを採用。

 2019年にはスマートが完全EVブランドになると発表されています。今回のスマート#1は、新生スマートの第1弾モデルとなります。

【画像】新型「スマート#1」とかつてのスマートをチェック(37枚)

【2024年最新】自動車保険満足度ランキングを見る

画像ギャラリー

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー