世界初公開されたホンダ新型「HR-V」は何か違う! 「シビック」ベース斬新SUV登場! 日欧仕様と異なる部分とは
ホンダは2022年4月4日、今夏発売予定の新型「HR-V」(2代目)を北米で先行公開しました。初代HR-Vは「ヴェゼル」(初代)と同様のデザインでしたが、新型は日本で2021年に登場した2代目ヴェゼルとは異なる独自デザインとなりました。いっぽう欧州向けに発売を開始したばかりの新型「HR-V」は新型ヴェゼルと同じデザインを採用し、日米欧で異なる方向を示しています。
元は同じクルマだったHR-V&ヴェゼルが、北米向けと日・欧向けで全くデザインを変えてきた
ホンダの北米法人は2022年4月4日(現地時間)、今夏発売予定の新型「HR-V」(2代目)を先行公開しました。
欧州などでもHR-V(日本名:ヴェゼル)はラインナップされていますが、まったく異なる存在だといいます。
北米向け初代HR-Vは、日本では初代ヴェゼルと同様の内外装デザインでしたが、新型では独自の力強いデザインとしたのが特徴です。
日本では2021年4月に4代目フィットのメカニズムを用いてフルモデルチェンジし、2代目へ進化を遂げた新型ヴェゼルですが、欧州でも2021年後半より、HR-Vとして同様のデザインで発売を開始しています。
欧州と米国で異なる道を歩み始めた新型HR-V&ヴェゼルを、改めて比較してみましょう。
北米仕様の新型HR-Vは、2022年夏より正式に発売を開始する予定の、若者ユーザーをターゲットに開発されたニューモデルです。
まず外観デザインが先行発表され、内装やエンジンの種類といった詳細な仕様はまだ明らかにされていませんが、こちらは日欧モデルとは異なり、新型シビックをベースに開発されたことが公表されています。
そこで今回は、北米向け新型HR-Vと、欧州向け新型HR-V&新型ヴェゼルの外観デザインについて比較してみましょう。
外観上は共通する点がなく、完全に別物となっていますが、そのなかでももっとも異なる方向性をみせているのがフロントマスクの形状です。
北米向け新型HR-Vは、左右ヘッドライトに対し一段低く、前に突き出した位置に大きな開口部を持つフロントグリルを持ち、非常に強い存在感を放っています。
外観フォルム自体はフロントマスクの派手さが抑えられ、流麗かつスポーティな印象を与えます。
リアオーバーハング(車軸から後ろの部分)は比較的長く、荷室の積載性を外観からも想像させます。
これに対し、欧州向け新型HR-V&新型ヴェゼルのフロントマスクは、非常にクリーンな印象を与えます。細い横バー形状のグリル部はボディ同色でまとめられているのが特徴です。
外観のフォルムに目を向けても、欧州向け新型HR-V&新型ヴェゼルの場合、フロントのイメージをボディサイドへとそのまま受け継いだ印象です。水平のラインを基調としたシンプルなクーペ風デザインを特徴としています。
こちらのリアは対照的にオーバーハングが極めて短く処理されていて、軽快な印象を与えています。
2代目となって、独自のデザインとなった北米向け新型HR-Vの内装やメカニズムについては明らかになっていません。
外観同様に大きく異なるのか、あるいはこちらは共通点が見いだせるのか、2022年夏の正式発表が待ち遠しい1台です。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。