“SUVスマート”発表秒読み!? 新型「スマート#1」世界初公開へ! 新生スマート第1弾がEVでまもなく登場
20世紀の終わりに2人乗りのマイクロカー「フォーツー」が誕生、一斉を風靡したスマートですが、2022年4月、新生スマートとして「#1」が世界初公開されます。
メルセデス・ベンツとジーリーの合弁会社となった第1弾モデル
独スマートヨーロッパGmbHは2022年3月31日、同年4月7日に「スマート#1」を世界初公開すると発表しました。
世界初公開イベントは、ドイツの首都ベルリンにある歴史的建造物で、現在は使用されていない「STATION-Berlin(ベルリン駅)」でおこなわれます。
今回登場するスマート#1は、スマートがピュアEVブランドとなって初の新型市販車となるモデルです。スマートがメルセデス・ベンツと吉利汽車(ジーリー。中国)との新しい合弁会社となって第1弾となる商品で、「将来のアーバンモビリティに最適なソリューションを探求し、強力なブランド体験をともに創造する」というブランドのビジョンを反映しているといいます。
詳細は明らかになっていませんが、2021年9月に発表されたコンセプトモデル「スマートコンセプト#1」のボディサイズが全長4290mm×全幅1910mm×全高1698mm、ホイールベースが2750mmのため、ほぼ変わらないスタイルで登場すると思われます。
乗車定員は4名で、将来的に5シーターモデルも登場する予定です。インテリアには12.8インチのタッチスクリーンが目を引きます。
デザインはエレガントで、メルセデス・ベンツの高品質を継承。エアロダイナミクスにも優れ、Cd値は0.23を実現。また2022年2月には中国北部で量産前最後の寒冷地テストを実施。マイナス40度という極寒の地でバッテリーやテクノロジーシステムが究極の環境下で試されたといいます。
スマート#1は2022年後半から生産を開始、2023年には中国および欧州で発売される見込みです。
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スマートは、スイスの時計メーカーの「swatch(スウォッチ)」社とダイムラー・ベンツ(当時)が合弁で1994年に設立したMMCがつくった自動車ブランドです。1998年に2人乗りマイクロコンパクトカー「フォーツー」が製造されました。
その後、スマートの事業はダイムラー・クライスラー(当時)に移行。社名も「smart」社に変わりました。フォーツークーペ/フォーツーカブリオのほか4人乗りの「フォーフォー」、コンパクトスポーツモデル「スマートロードスター」などが発売されました。
2014年には第3世代へと移行。このモデルはルノーと共同開発され、「トゥインゴ」と同じプラットフォームを採用、駆動方式はRRとなりました。
2019年にはスマートが完全EVブランドになると発表されています。今回のスマート#1は、新生スマートの第1弾モデルとなります。
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